Excel 日付がその年の中で何週目かを取得(WEEKNUM関数,ISOWEEKNUM関数)
指定した日付が年の中で何週目かを取得する関数には
WEEKNUM関数とISOWEEKNUM関数の2種類が存在します。
それぞれの仕様と違い、使い方を紹介します。
仕様
ISOWEEKNUM関数
=ISOWEEKNUM関数(日付)
引数 | 省略時の値 | 説明 |
---|---|---|
日付 | 省略不可 | 週番号を取得する日付を指定 |
日付を指定するだけの単純な関数です。
ヨーロッパ式週番号システムというISOに規定されている形式です。
月曜日を週の始まりとし、その年の最初の木曜日を含む週を第1週として扱います。
この形式では年末年始でも常に1週間=7日が維持されます。
WEEKNUM関数
=WEEKNUM(日付,週の基準)
引数 | 省略時の値 | 説明 |
---|---|---|
日付 | 省略不可 | 週番号を取得する日付を指定 |
週の基準 | 1 | 数値を指定。詳細後述 |
日付と週番号の形式を指定する方式です。
週の基準
週の基準とそれぞれの詳細です。(週の始まりとルール)
週の基準 | 週の始まり | システム(第1週の取り扱い) |
---|---|---|
1 | 日曜日 | 1月1日を含む週が第1週(年が変わると1になる) |
2 | 月曜日 | 〃 |
11 | 月曜日 | 〃 |
12 | 火曜日 | 〃 |
13 | 水曜日 | 〃 |
14 | 木曜日 | 〃 |
15 | 金曜日 | 〃 |
16 | 土曜日 | 〃 |
17 | 日曜日 | 〃 |
21 | 月曜日 | その年の最初の木曜日を含む週が第1週(年を跨ぐ) ISOWEEKNUMと同じ。 |
省略と1と17、2と11は同じ結果となります。
21はISOWEEKNUMと同じ結果となります。
21以外は年を跨ぐと(1/1になると)第1週となります。
引数と結果
それぞれの関数と日付、週の基準毎の結果です。
週番号で色分けしています。
スピルを利用する方法とメリット
Office365やExcel2019以降ではスピルという形式で記述可能です。
これは複数セルに数式をコピーする場合に便利な機能です。
今後更新される可能性がありますが、記事を書いている時点では
ISOWEEKNUM関数でのみ利用できました。(WEEKNUM関数は不可)
このスピルの利用には引数を範囲で指定します。
数式を入力するのは最初の一つのセルですが、
引数で指定した高さ分、数式がセルのコピーなしで自動拡大されます。
スピルを利用することで今回の例では、
D3セルに入力するだけでよいため(D4以降にコピーペーストが不要)
以下のメリットがあります。
- 入力の手間が少ない(数式のセルが多いほど効果が大きい)
- 数式を編集した時、コピー忘れのリスクがない(最初のセルを更新すると全セルに反映)
- 絶対参照が不要
- 途中に行を追加した場合、数式のコピー&ペーストが不要。行削除でも壊れにくい。
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