Excel 文字列の時刻をシリアル値に変換(TIMEVALUE関数)
TIMEVALUE関数は文字列で表現されている時刻を
時刻(シリアル値)に変換する関数です。
通常のセル入力では使用しませんが、
文字列を結合して時刻を作ったり
他アプリケーションから取り込んだ時刻が
文字列となっている場合があるので
それを時刻に変換したい場合などに使用します。
日付は切り捨てられてしまうため
そちらも含めて変換したい場合はVALUE関数を使用しましょう。
仕様
=TIMEVALUE(時刻文字列)
引数 | 省略時の値 | 説明 |
---|---|---|
時刻文字列 | 省略不可 | 変換する文字列を指定 |
実行例
結果として少数が表示されますが、
書式設定で表示形式を時刻に変更すると
時刻文字列に対応する時刻が表示されます。
AM:PM指定と24時間指定両方が可能ですが、
半角スペースを挿み、後ろに入れる必要があります。
PMは12まで指定可能ですが、13以上はエラーとなります。
また日時で指定した場合は、日付部分が切り捨てられて時刻のみになります。
スピルを利用する方法とメリット
Office365やExcel2019以降ではスピルという形式で記述可能です。
これは複数セルに数式をコピーする場合に便利な機能です。
スピルの利用には引数を範囲で指定します。
数式を入力するのは最初の一つのセルですが、
引数で指定した高さ分、数式がセルのコピーなしで自動拡大されます。
スピルを利用することで今回の例では、
C3セルに入力するだけでよいため(C4以降にコピーペーストが不要)
以下のメリットがあります。
- 入力の手間が少ない(数式のセルが多いほど効果が大きい)
- 数式を編集した時、コピー忘れのリスクがない(最初のセルを更新すると全セルに反映)
- 絶対参照が不要
- 途中に行を追加した場合、数式のコピー&ペーストが不要。行削除でも壊れにくい。
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