Excel 重複除外してカウントする方法(重複データは1件として数える)

2023年1月21日

English version.

同一データの重複を除外して件数を算出したい場面がありますが、

COUNT関数をそのまま使用すると重複して計算してしまいます。

この記事では、その対処法を紹介します。

手順

このデータをサンプルとします。

15件ありますが、5つの値が3回づつ重複しています。

サンプル

重複を除外してからカウントする

数式をシートに残す必要がなければ重複を削除してから

COUNT関数を使用するのがシンプルです。

それには、まず集計対象のシートを複製します。

複製したシートの列を選択し「データ」より「重複の削除」を選択します。

列を選択し「データ」より「重複の削除」を選択

重複の削除」ウインドウが表示されるので「OK」ボタンを押下します。

重複の削除ウインドウでOKを選択

重複行が削除されるのでウインドウ下部に表示されている件数が

重複削除後の件数になります。

この方法では行が削除されるため複製元に戻るか、

操作を元に戻して最初の状態に戻す必要があります。

重複削除後

UNIQUE関数とCOUNTA関数を使用

Excel2019以降やOffice365(Microsoft 365)ではUNIQUE関数が利用できるので、

シートに数式を残したい場合や複数列に同じ集計を行いたい場合、

関数の利用を推奨します。

数式はUNIQUE関数の結果をCOUNTA関数の引数にするだけです。

=COUNTA(UNIQUE(セル範囲))
UNIQUE関数とCOUNTA関数で重複を除外して集計

SUMPRODUCT関数とCOUNTIF関数を使用

UNIQUE関数を利用できない場合、SUMPRODUCT関数COUNTIF関数を使用します。

=SUMPRODUCT(1/COUNTIF(セル範囲,セル範囲))
SUMPRODUCT関数とCOUNTIF関数で重複を除外して集計

今回は条件が一つのためCOUNTIF関数を使用していましたが

COUNTIFS関数でも同じことが可能です。

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