Excel VLOOKUPとIF関数を組み合わせる使い方の紹介
VLOOKUP関数とIF関数を組み合わせた応用例を紹介します。
XLOOKUP関数でも同様のことが可能です。
例題
サンプルのブックとして片方のシートには氏名と得点があり
もう片方には氏名と判定欄があります。
氏名で突合して一定の特定以上であれば
「〇」を表示し、そうでなければ何も表示しません。
これは「合格」「不合格」などの別の表記にも応用可能です。

もしかして
存在チェックの方法
存在チェックの方法をお探しであればこちらの記事が参考になります。
#N/Aエラーへの対応
VLOOKUP関数で頻発する#N/Aエラーへの対応をお探しであれば、こちらの記事が回答になります。
手順
最初の判定にIF関数とVLOOKUP関数の数式を入力します。
=IF(VLOOKUP(検索する値,検索する表の範囲,得点の列番号,FALSE)>=基準値,"〇","")

検索する表の範囲はコピーで、ずれないように絶対参照$で行列を固定します。
得点の列番号は検索する表の範囲の左端を1として得点が何番目かを指定します。
今回の例では2を指定します。

得点の列番号の次の引数を省略や別の値を指定すると
あいまい検索という状態になり氏名が完全に一致しなくても
文字的に近いものを取得してしまうためFALSEを指定する必要があります。
文言と基準値の調整
IF関数の指定を変更すれば表示と判定の閾値を調整可能です。
下記は80点以上を「合格」、80点未満を「不合格」とする例です。
=IF(VLOOKUP(検索する値,検索する表の範囲,得点の列番号,FALSE)>=80,"合格","不合格")

Excelを効率的に習得したい方へ
当サイトの情報を電子書籍用に読み易く整理したコンテンツを
買い切り950円またはKindle Unlimited (読み放題) で提供中です。

Word-A4サイズ:1,400ページの情報量で
(実際のページ数はデバイスで変わります)
基本的な使い方、関数の解説(140種類)、
頻出テクニックと実用例(109種類)、
XLOOKUP関数、LET関数、シートビュー、LAMBDA関数、スピルなど便利な新機能を紹介。
体系的に学びたい方は是非ご検討ください。
アップデートなどの更新事項があれば随時反映しています。
なお購入後に最新版をダウンロードするには
Amazonへの問い合わせが必要です。