UiPath Excel(クラシック) セルを読み込み アクティビティ

2021年12月2日

(プロジェクト設定:モダンExcelの設定でクラシックを使う場合のアクティビティです)

「セルを読み込み」はExcelブックから値を読み込むアクティビティです。

この記事ではその使い方と機能を紹介します。

アクティビティの使い方

まず「Excel アプリケーション スコープ」を設置しブックのパスに読み込むファイルを指定します。

そして「Excel アプリケーション スコープ」の中に「セルを読み込み」をドロップします。

「Excel アプリケーション スコープ」の中に「セルに読み込み」をドロップする図解

読み込むシートのサンプルは下のようになっています。このシートのA1セルを読み込みます。

読み込むシートのサンプル

読み込みをするには内容を受け取る変数が必要です。

変数はObject型で設定し、(数式ではStringですが値はObject型です)

その変数を「セルを読み込み」の「出力」プロパティの結果に指定します。

受取用のObject型変数を設定し、セルの読み込みの出力に指定する図解

受け取った変数をメッセージボックスの内容に指定すると4が表示されます。

読み込んだ結果「4」がメッセージボックスに表示されるキャプチャ

Object型のままでは他では使えないケースが多いため別途、型変換を行う必要があります。

数式「1+3」を読み込みたい場合は「セルの数式を読み込む」アクティビティを使用します。

プロパティ

共通

表示名を設定します。

表示名のキャプチャ

表示名はデザイナーパネルに反映されます。

デザイナーパネルの表示例

「セルに読み込み」アクティビティが一つであればそのままで良いですが

複数ある場合はどのセルにどんな値を読み込むかを考慮した名前として付けるようにしましょう。

入力

読み込むシート名とセルアドレスを指定します。

入力のキャプチャ

出力

値を受け取るObject型の変数を指定します。

出力のキャプチャ

その他

UiPathのログに引数や変数の値が表示されるかを指定します。

機密性の高い情報を取り扱う場合にのみチェックする必要があります。

プライベートのキャプチャ

オプション

表示形式の保持のキャプチャ

「表示形式を保持」をチェックすると数値や日付を読み込む際に

セルの書式を反映した文字列で読み込みます。

例えばセルに日付が入力されていて年月日で表示している場合、

セルに日付が年月日が入力されている状態のキャプチャ

チェックなしではDatetime型のデータで受け取ります。

「表示形式を保持」のチェックなしで取り込んだキャプチャ

チェックありではExcelの表示通りのString型で受け取ります。

「表示形式を保持」のチェックありで取り込んだキャプチャ

数値の場合、カンマ区切りや0埋めなどで同様の動作を行います。

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