UiPath 条件を作るための比較演算子と論理演算子
UiPathでは条件分岐や繰り返しを行うために論理式を記述します。
この記事では論理式に必要な比較演算子と論理演算子について解説します。
目次
条件式の要素
比較演算子
文字列や数値を比較するための演算子です。
否定の否定が発生すると理解が難しくなるため
<>は条件分岐では使用しないほうが無難です。
比較演算子 | 例 | 真(True)になる条件 |
---|---|---|
= | A = B | AとBは等しい |
<> | A<>B | AとBは異なる |
< | A<B | AはBより小さい |
> | A>B | AはBより大きい |
<= | A<=B | AはB以下 |
>= | A>=B | AはB以上 |
論理演算子
論理値(True,False)に対して指定する演算子です。
比較演算子を使用した条件式や論理(Boolean)型変数に使用することが主となります。
否定の否定が発生すると理解が難しくなるため
Notは条件分岐では使用しないほうが無難です。Xorは利用頻度が非常に低いです。
論理演算子 | 意味 | 例 | 真(True)になる条件 |
---|---|---|---|
Not | 否定 | Not 条件A | 条件Aが偽(False) |
And | 論理積 | 条件A And 条件B | 条件Aと条件Bが、どちらも真(True) |
Or | 論理和 | 条件A Or 条件B | 条件Aと条件Bの、どちらかが真(True) |
Xor | 排他的論理積 | 条件A Xor 条件B | 条件Aと条件Bの、片方だけが真(True) |
演算子の優先度
算数の数式と同様に左から順に解釈されますが、
比較演算子と論理演算子では比較演算子が先に解釈されます。
比較演算子の中では優先度がありませんが、論理演算子の中では優先度があり
Not → And → Or → Xorの順で解釈されます。
()で囲めば優先度を上げることが可能です。