UiPath 繰り返しをコンティニュー アクティビティ
「繰り返しをコンティニュー」は繰り返し処理を途中で止めて、
次の繰り返しに移るアクティビティです。
「繰り返しをブレーク」と違い、繰り返しが残っていたら継続します。
繰り返しのアクティビティによって利用できるものと出来ないものがあります。
利用可否 | アクティビティ |
---|---|
可能 | ・繰り返し(コレクションの各要素) ・繰り返し(各行) |
不可 | ・繰り返し(前判定) ・繰り返し(後判定) |
この記事では、その使い方と用途を紹介します。
アクティビティの使い方
「ワークフロー」の「コントロール」の中の「繰り返しをコンティニュー」アクティビティを
「 繰り返し(コレクションの各要素)」か「繰り返し(各行)」の中にドロップします。

今回は繰り返すコレクションの中に“A","B","C","D,"E"の5個の要素が入っています。
そして条件分岐で"D"の要素が来たらコンティニューし、
そうでなければメッセージボックスに要素の内容を表示します。
無条件でコンティニューすることはないため、
コンティニューしなかった場合は"A"から"E"まで全て表示されますが、
この例では"D"が来たら表示される前にコンティニューされるため
“D"以外の"A","B","C","E"表示されて終了します。
これが同類アクティビティのブレークの場合では
繰り返しがすべて終了するため"E"が表示されませんが、
コンティニューでは1要素を終了させるだけのため"E"が表示されました。
今回の例は説明のためのサンプルでElseの部分にメッセージボックスを置けば
同じのためコンティニューを使うメリットはありません。
コンティニューがメリットを発揮する場面は、
その繰り返すを飛ばす場所が複数ある場合です。
その場合、条件分岐で実現してしまうとシーケンスの階層が深くなり非常に読みにくくなります。
そこでコンティニューを使うと階層を深くせずに実現できるため読みやすさを維持できます。
プロパティ
共通

表示名はデザイナーパネルに反映されます。
その他
UiPathのログに引数や変数の値が表示されるかを指定します。
機密性の高い情報を取り扱う場合にのみチェックする必要があります。
