Power Automate 「イベントの更新(Google カレンダー)」アクション

2021年11月7日

「イベントの削除(Google カレンダー)」はGoogle カレンダーの予定の内容を更新するアクションです。

この記事では、その使い方を紹介します。

利用方法

このアクションにはイベントのIDが必要なため

先に「カレンダーのイベントの一覧を表示する」を設置し、

その結果をループする「Apply to each」の中に

「イベントの更新」を設置する必要があります。

それにはステップを追加する際に「Google カレンダー」コネクタを選択します。

「Google カレンダー」コネクタを選択

「アクション」より「カレンダーのイベントの一覧を表示する」を選択します。

「アクション」より「カレンダーのイベントの一覧を表示する」を選択

カレンダーのイベントの一覧を表示する」ステップが追加されるので

オプションに更新する予定の条件を設定します。(オプションの詳細は該当アクションの記事参照)

「カレンダーのイベントの一覧を表示する」ステップのオプションに削除条件の指定

次に「新しいステップ」をクリックし「Google カレンダー」コネクタを選択します。

「Google カレンダー」コネクタを選択

「アクション」より「イベントの更新」を選択します。

「アクション」より「イベントの更新」を選択

「イベントの更新」ステップが追加されるのでパラメーターを設定します。

「イベントの更新」ステップ
項目必須説明
カレンダーID更新する予定の存在するカレンダーを指定します。
イベントID削除するイベントのIDとして
カレンダーのイベントの一覧を表示する」の
動的なコンテンツの「イベントID」を指定します。
開始時刻詳細後述
終了時刻詳細後述
タイトル予定のタイトルを指定します。
場所予定の場所を指定します。書式などは自由です。
終日終日イベントであれば「はい」を選択します。
「はい」の場合、開始終了時刻は無視されます。
(日付部分のみ有効)
出席者招待する人のGmailをカンマ区切りで指定します。
状態イベントの状態を指定となっていますが、
検証した限りではキャンセルにした場合、
登録されなくなる以外は特殊な挙動がありませんでした。
(法人アカウントでないと意味ないのかも)

これにより「カレンダーのイベントの一覧を表示する」に

指定した条件に一致する予定が指定の内容で更新されるフローになります。

開始・終了時刻の指定

開始時刻と終了時刻は日付形式の文字列で指定します。

例えば2020年9月1日の10時であれば、このように指定します。

2020-09-01T10:00

Tを挟んで赤字の左側が年月日で青字の右側が時刻です。

ただし協定世界時(UTC)で指定するため日本の時間から9時間引く必要があります。

(先述の指定では19時になる)

よって9時間引いた時刻を指定するか、式で以下のように指定します。

convertTimeZone('2020-09-01T10:00', 'Tokyo Standard Time', 'UTC')
式による時刻指定

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