UiPath アプリケーションを閉じる アクティビティ

「アプリケーションを閉じる」は任意のアプリケーションを終了させるアクティビティです。

UiPathでアプリケーションを利用する場合、

そのアプリケーションを開いたままにする理由が特段のなければ、

ツール起動の度に「アプリケーションを開く」で開き、不要になったら終了させましょう。

この記事ではその使い方を紹介します。

アクティビティの使い方

閉じる対象のアプリケーションの指定方法が3パターンあります。

指定方法概要
アプリケーションを開く」の最後に設置メインの指定方法。可能な限りこの方法が良いでしょう。
要素プロパティに指定アプリケーションを開く」で開いたアプリケーションを
変数化した場合はこちらで閉じます。
デザイナーパネル上で指定直感的に判りやすいですが、
閉じる対象が前者に比べて曖昧なためと
アプリケーションは都度、開いて閉じた方が良いため
可能な限り前者2つの方法をとりましょう。

「アプリケーションを開く」の最後に設置する場合

アプリケーションを開く」で開くアプリケーションを指定し、Doの最後に設置します。

これにより「アプリケーションを開く」の対象が終了する状態になります。

この場合、「アプリケーションを閉じる」のプロパティを指定しなくても構いません。

要素プロパティに指定する場合

アプリケーションを開く」で開くアプリケーションを指定し、

アプリケーションウインドウプロパティにUiPath.Core.Window型の変数を指定します。

UiPath.Core.Window型は初期状態では変数の型に表示されないため検索する必要があります。

そして「アプリケーションを閉じる」の要素プロパティに、

UiPath.Core.Window型の変数を指定します。

これにより「アプリケーションを開く」の対象が終了する状態になります。

デザイナーパネル上で指定する場合

「画面上で指定」をクリックして閉じる対象のアプリケーションを指定します。

閉じる対象のアプリケーションが存在するか不確定でエラーしやすいため

この方法より前者二つの方法を推奨します。

プロパティ

共通

項目名説明
表示名デザイナーパネル上の表示名を設定します。
要素プロパティに指定する方法の場合は
どのアプリケーションを閉じるかを
表示名で明確にすることを推奨します。
エラー発生時に実行を継続アクティビティでエラーが発生した場合の挙動を設定します。
Trueにすると処理を継続します。(例外が発生しない)
Falseにすると処理を停止します。(例外発生)
空白の場合Falseの挙動になります。
発生した例外を受け取ってエラー処理を行う場合は
トライ キャッチの中にアクティビティを設置します。

入力

項目名説明
ターゲットどこを項目設定するかを指定しますが
基本的には要素プロパティを指定するか、
何も指定せずに利用します。

タイムアウト(ミリ秒)は初期状態では30000 ミリ秒 (30 秒)で
それでうまく動作しない場合は大きい値に変更しましょう。
項目設定のタイミングが早くてうまく動作しない場合は、
準備完了まで待機をCOMPLETEにしましょう。
(最終的には実際にテストしないと何とも言えないので
 共通プロパティの実行前の待機時間と共に調整しましょう)

その他

UiPathのログに引数や変数の値が表示されるかを指定します。

機密性の高い情報を取り扱う場合にのみチェックする必要があります。

プライベートのキャプチャ

関連記事