Power Automate 「タスクの詳細の更新(Planner)」アクション

2021年11月8日

「タスクの詳細の更新(Planner)」は既存タスク

メモ、添付ファイル、チェックリストを更新するアクションです。

この記事では、その使い方を紹介します。

利用方法

フローにステップを追加する際に「Planner」コネクタを選択します。

「アクション」より「タスクの詳細の更新」を選択します。

「タスクの詳細の更新」ステップが追加されるのでパラメーターを設定します。

参照とチェックリストは複数存在できるため

「新しい項目の追加」を行うと項目を増やすことが可能です。

項目省略時の値説明
タスク ID省略不可更新するタスクを選択します。
コネクタのログインユーザーが担当者として
割り当てられているタスクが表示されます。

タスクは基本的に短期で完了して入れ替わるものであり
固定のタスクを指定し続けることは希であると考えられます。
よって現実的にはトリガーやアクションの動的なコンテンツで
タスク IDを取得して指定することが多いでしょう。
それには「カスタム値の入力」を選択してから動的なコンテンツを指定します。
説明タスクのメモを指定します。
指定が空白の場合、反映されません。
メモを消したい場合はスペースを指定するなど
変化球な対応が必要です。

参照設定はタスクの添付ファイルを指定します。

「新しい項目の追加」で増やすことが可能です。

何れかを指定した場合、全項目指定が必要です。

全て空の場合、何も変更しません。(既に添付があっても削除されません)

項目省略時の値説明
エイリアス省略不可添付ファイルの表示名を指定します。
リソース リンク省略不可添付ファイルのURLを指定します。
同一のURLの参照がない場合、追加となり
ある場合、更新する動作になります。
参照の種類省略不可参照の種類を指定します。
URLからファイルの種類がわからないため
間違っていても指定可能です。
(見た目のアイコン以外の支障はありません)
・PowerPoint
・Word
・Excel
・OneNote
・Project
・Visio
・Pdf
・Pdf
・Other

チェックリストを設定します。「新しい項目の追加」で増やすことが可能です。

何れかを指定した場合、全項目の指定が必要です。

全て空の場合、何も変更しません。(既に添付があっても削除されません)

項目省略時の値説明
ID省略不可チェックリストの識別子を指定します。
この指定は「タスクの詳細を取得する」の動的なコンテンツで
チェックリストのIDを取得するのが現実的です。
タイトル省略不可チェックリストの表示名を指定します。
チェック済みである省略不可チェックの有無を選択します。

動的なコンテンツ

その後のステップで動的なコンテンツとして

更新したタスクの情報を取得することが可能です。

項目種類説明
ID文字列タスクの一意識別子。
説明文字列メモ。
チェックリストアレイ(配列)チェックリストの一覧が
アレイ(配列)として格納されています。
コントロールの「Apply to each」の中で
動的なコンテンツを利用可能です。(後述)
参照アレイ(配列)添付ファイルの一覧が
アレイ(配列)として格納されています。
コントロールの「Apply to each」の中で
動的なコンテンツを利用可能です。(後述)
Plannerタスクの詳細情報

チェックリストの「Apply to each」内で利用可能な動的なコンテンツです。

項目種類説明
ID整数チェックリストの一意識別子。
タイトル文字列タスク名。
チェック済みであるブール・チェック済み…True
・チェックなし…False
Plannerタスクのチェックリスト情報

参照の「Apply to each」内で利用可能な動的なコンテンツです。

項目種類
別名文字列表示するテキスト。
リソース リンク文字列URL。
参照先はファイルの場合もあればWebの場合もあります。
参照の種類文字列参照の種類。
・PowerPoint
・Word
・Excel
・OneNote
・Project
・Visio
・Pdf
・Pdf
・Other
Plannerタスクの参照情報

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