Excel Office スクリプト ワークシートのコピー

2023年4月8日

English version.

Office スクリプトによるワークシート名のコピー方法を紹介します。

使い方

次の構文で行います。(赤字は可変部分

workbook.getWorksheet("コピーするシート名").copy();

追加したシートは変数に代入することも可能です。

(そのシート変数を利用して値の設定なども可能)

変数名 = workbook.getWorksheet("コピーするシート名").copy();

パラメータは省略可能ですが、指定してより詳細な操作を行うことが可能です。

パラメータ

コピーシートの追加位置(positionType)

設定値説明
ExcelScript.WorksheetPositionType.after指定シートの後にコピーシートを作成します。
次のパラメータで、どのシートの後にするかの指定が必要です。
ExcelScript.WorksheetPositionType.before指定シートの前にコピーシートを作成します。
次のパラメータで、どのシートの前にするかの指定が必要です。
ExcelScript.WorksheetPositionType.beginning先頭にコピーシートを作成します。
ExcelScript.WorksheetPositionType.end末尾にコピーシートを作成します。
ExcelScript.WorksheetPositionType.none先頭にコピーシートを作成します。
(省略時の規定値)
// 先頭に追加
workbook.getWorksheet("コピーするシート名").copy(ExcelScript.WorksheetPositionType.beginning);

// 末尾に追加
workbook.getWorksheet("コピーするシート名").copy(ExcelScript.WorksheetPositionType.end);

// 先頭に追加(規定値)
workbook.getWorksheet("コピーするシート名").copy(ExcelScript.WorksheetPositionType.none);

基準シート(relativeTo)

positionTypeにafterかbeforeを指定した場合、基準とするシートも指定します。

// 基準シートの前に追加
workbook.getWorksheet("コピーするシート").copy(
  ExcelScript.WorksheetPositionType.before,
  workbook.getWorksheet("基準シート")
);

// 基準シートの後ろに追加
workbook.getWorksheet("コピーするシート").copy(
  ExcelScript.WorksheetPositionType.after,
  workbook.getWorksheet("基準シート")
);

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