【新人SE&学生さん向けコラム】IT関連資格について

2021年10月27日

IT業界への就職や転職を考えている人向けに資格取得について解説します。

解説

結論から言うと基本的にIT関連資格は貧困ビジネスです。

司法試験や宅建のように取得によって認可される業務があるわけでなく

ペーパーテストの技能認定です。

全く無駄というわけではないですが、闇雲に取得しても意味がありません。

  • 新卒や第二新卒(IT未経験)の基本情報技術者試験
  • 実務で利用する製品のベンダー資格
  • 企業の人事評価基準として明確に記載されている

新卒や第二新卒(IT未経験)の基本情報技術者試験

国家資格の基本情報技術者です。

ITパスポートはパソコンを利用する社会人全般、

基本情報技術者はIT業界で働く人間が最低限知っておいた方がよい知識を問われます。

知識習得や業界に向いているかの判定には有用

前述の通りIT業界で働く人は最低限知っておきたいものばかりのため

資格を取得しなくても学習だけはしておきましょう。

また自分がIT業界でやっていけるかのある程度の判定になります。

基本情報技術者の勉強をして内容を全く受け付けないようであれば、

IT業界への適性は低いと考えることができますし、

ITパスポートであればパソコンを使う労働自体が難しい可能性があります。

(努力で補える範囲とは思いますが)

そういった意味で学習自体には意義があります。

履歴書に書く資格としては微妙

資格を取得しなくても勉強だけはしておく方がよいですが

履歴書に書く資格としては微妙です。

遥か古代たる昭和時代なら技能認定としての権威がありましたが

令和の現代にはもうそんなものはありません。

履歴書に書いて意味があるとしたら未経験の新卒や第二新卒が

IT業界への意欲と適性を見せて書類審査で落ちにくくなる程度です。

(30代以上や経験者は実務経験だけになる)

IT企業の技術軽視も相まってそれだけで就職できる品ではないです。

筆者自身は応用情報技術者と高度二つを持っていますが、履歴書には書く意味がありません。

基本情報が一番コストパフォーマンスが高いと考えています。

その基本情報を取る場合でも就職活動では孤独なガリ勉でなく、

「周囲の仲間と教えあう」や「スケジュールを立ててPDCAを回した」的な

新卒就活マニュアル的なエピソードを作った方が効果的です。

また応用情報技術者以上は現実との乖離が激しくなるため、

基本情報取得後は上高度を狙うよりも多彩な年代とコミュニケーションを取る機会を作って

コミュニケーションの経験を増やす方が就活には有利です。

企業の方針次第で基本情報技術者ですらそうなります。

よって学生さんでも基本情報技術者一本やりでは効果的でないため

そのあたりを踏まえて効果的に活用することをおすすめします。

もし受験する場合は↓で紹介する教材がおすすめです。

実務で利用する製品のベンダー資格

OracleやMicrosoft、Ciscoなどのベンダーが運営している資格です。

これは国家試験以上に高価で効果の限定された貧困ビジネスです。

受験費用だけで万単位、研修必須で10万円を超えることもあります。(企業負担が前提)

しかも製品がアップデートされると失効します。(10年程度)

よって学生さんや第二新卒さんは近づかないでください。

ただし実務で使う製品の勉強や(受験まではしない)、

会社が受験費用を負担してくれるような場合は検討の価値があります。

国家資格は特定のベンダーに依存しない広く浅い試験ですが、

ベンダー試験は逆に特定ベンダーに依存する狭く深い試験です。

実務能力という意味では合致すれば国家資格より効果が高いものではあります。

とはいえ、これでも履歴書としては微妙でやはり実務経験を問われてしまいます。

そちらを目当てとする場合は受験する価値はありません。

企業の人事評価基準として明確に記載されている

所属企業で昇進基準の要素になったり

何らかの奨励金が支給される場合であれば取得の価値があります。

ただ昇進基準は形骸化している場合があるため

評価者とはしっかりコミュニケーションを取っておく必要があります。

ただ資格を評価基準にする企業は減少しており、

ただし基本情報技術者ならまだしも応用や高度を明確に基準としている場合は

IT企業としては何とも昭和な香りがして将来性の危険を感じます。

どのみちベンチャーなどに転職する場合には役に立たない場合が多いため

エネルギーを注ぐ資格はしっかり選択しましょう。

趣味

すごく良いことだと思います。どんどん好きな資格を取りましょう。

知識としては良いですが、ある程度カスタマイズできないと

実践する上でむしろ邪魔になるケースがあることだけは注意が必要です。

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