Power Automate Desktop 指定ファイルが存在していない場合の対処方法

2023年2月5日

English version.

ファイルを読み込むアクションを利用する場合、

対象のファイルが存在しないとエラーが起きるため対処が必要な場合があります。

対処方法

存在をチェックする

事前に「ファイルが存在する場合」アクションで存在チェックします。

利用者への通知をしたい場合は「ファイルが次の場合」に「存在しない」を選択し、チェックするファイルパスを指定します。その下に利用者への通知アクションを設置します。

そして追加で「ファイルが次の場合」を「存在する」を選択し

その下にファイルを利用するアクションを設置します。

ファイルが存在しない場合は「ファイルの選択ダイアログを表示」で

別のファイルを指定してもらうのも有効です。

ファイルが作成されるまで待つ

時間差でファイルが作成される可能性がある場合は「ファイルを待機します」を設置します。

そして「ファイルの次の状態を待機します」を「削除済み」に設定します。

これによりファイルが作成されるまで待つ状態になります。

エラー(例外)処理を利用

エラー(例外)処理でも、ある程度可能です。

「ブロック エラー発生時」を設置して「フロー実行を続行する」を選択、

「例外処理モード」を「ブロックの末尾に移動する」に設定します。

次のように設置するとファイルが存在しない場合は「CSVを読み取る」より後の処理を行いません。

しかしブロックの外である、4以降の部分は行われます。

エラー(例外)処理では手間とアクションは少なめですが、
存在をチェックするフローの方が分かりやすく作りやすいです。そのため存在をチェックするフローを推奨します。

エラー(例外)処理はエラーの種類を絞らなければ、
ファイルがない場合以外のエラーも拾えるため、そういった特殊ケースへの対処向けです。(ファイルがロックされていて開けないなど)

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