Power Automate 「subtractFromTime」関数

2023年10月11日

English version.

addToTimeはPower Automateの式に使用する関数で、

指定日時から指定単位で減算(過去日付を算出)します。

単位は年、月、週、日、時、分、秒から選択可能です。

addToTimeと計算の正負が逆で、それ以外は同じ機能です。

addToTimeの方が理解しやすく、Excelなどの計算方法と同じなため、

subtractFromTimeを使わずにaddToTimeで統一しても構いません。

仕様

subtractFromTime('<timestamp>', <interval>, '<timeUnit>', '<format>')
引数省略時の値説明
timestamp省略不可計算元の日付を指定します。
interval省略不可日時を動かす量を指定します。
正の値では過去の方向、負の値では未来の方向に計算します。
timeUnit省略不可計算する単位を指定します。
・年…Year
・月…Month
・週…Week
・日…Day
・時…Hour
・分…Minute
・秒…Second
formatyyyy-MM-ddTHH:mm:ss.fffffffK結果の形式を指定します。(任意項目)
各引数の詳細

利用方法

多くの場合、種類が「文字列」の変数の初期化か設定の際の「値」の中で利用されます。

「式」タブ、subtractFromTimeをクリックすると関数名と()が数式欄にセットされます。

引数として1つめに日付、2つめに動かす量、3つめに単位を指定します。

動的なコンテンツや変数を利用する場合は特殊な指定を行います。

動的なコンテンツを式で取得する方法

ボタンをクリックして次のような表示になれば設定完了です。

この紫のアイコンをクリックすると関数を変更可能です。

例のように subtractFromTime('2022-05-15', 1, 'Day') と指定すると、

1日前の 2022年5月14日 が結果になります。

日付と認識できれば他の形式でも計算されます。

結果の形式を変えたい場合は4つめの引数にフォーマットを指定します。

2つ目の引数に負の値を指定すると未来の日付が結果になります。

しかし負×負は理解しにくいため、addToTimeの利用を推奨します。

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