TeamsでChatGPTを利用する方法(Power Automate)

2023年2月18日

English version.

Power Automate(クラウドフロー)を利用して、TeamsのチャットにChatGPTに返信させる方法を紹介します。

手順

事前にChatGPTのAPIキー(シークレットキー)を取得しておきます。

そして「自動化したクラウドフロー」を「チャネルに新しいメッセージが追加されたとき」トリガーで作成します。

トリガーには、ChatGPTに返信を行わせたいチームとチャネルを設定します。

「組み込み」、「変数」の中にある「変数を初期化する」アクションを設置します。

名前に「APY_KEY」、種類に「文字列」、「値」にAPIキーを指定します。

「組み込み」、「HTTP」の中にある「HTTP」アクションを設定します。

次のように設定します。

項目
方法POST
URLhttps://api.openai.com/v1/completions
ヘッダー 1行目 左Content-Type
ヘッダー 1行目 右application/json
ヘッダー 2行目 左Authorization
ヘッダー 2行目 右Bearer @{variables('APY_KEY')}
本文{
"model": "text-davinci-003",
"prompt": @{triggerOutputs()?['body/body/content']},
"max_tokens": 2024,
"temperature": 0,
"top_p": 1
}

「標準」、「Microsoft Teams」の中にある「チャネル内のメッセージで応答します」アクションを設置します。

項目
投稿者Flow bot
投稿先Channel
Message ID@{triggerOutputs()?['body/id']}
Teamトリガーと同じチーム
Channelトリガーと同じチャネル
Message下の式を指定します。
trim(body('HTTP')?['choices'][0]?['text'])

これでフロー完成です。指定したチャネルにメッセージを入力するとChatGPTが返信します。トリガーは概ね5分ほど時間差が発生します。

フロー全体図

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