Power Automate Desktop「詳細.Excelから式を読み取る」アクション

2024年11月21日

English version.

「Excel ワークシートから読み取り」は指定セルの式を変数に設定するアクションです。

このアクションで値を読み取ることはできません。

値は「Excel ワークシートから読み取る」を利用します。

利用方法

まず「Excelの起動」か「実行中のExcelを添付」にデータを読み取るExcelファイルを指定し

「アクション」の「Excel」、「詳細」より「Excelから式を読み取る」をドラッグします。

パラメータの設定画面が表示されるので値を指定します。

パラメーター

Excel インスタンス

対象のExcelファイルを「Excelの起動」か「実行中のExcelを添付」で、生成された変数を指定します。

取得

どのように値を取得するかを選択します。

選択によって追加で指定するパラメータが異なります。

  • 単一セルの式
  • 名前付きセルの計算式

シートの指定が存在しないため、アクティブなシートが対象になります。

もし複数のシートがあるファイルの場合は、どのシートがアクティブになっているか不明確です。

そのため「アクティブなExcelワークシートの設定」でシートを指定しておくことを推奨します。

単一セルの式

「先頭列」と「先頭行」でセル位置を指定します。

両方1を指定するとA1セルから式を取得します。

名前付きのセルの計算式

名前を付けているセルの式を取得します。

セル範囲の名前を指定した場合、最も左上の1セルのみの式を取得します。

生成された変数

CellFormula

読み込んだ式を格納する変数です。

指定したセルの内容が式でない場合は空白になります。値があっても無視されます。

基本的にはそのままでよいですが、複数のアクションで式を読み込む場合は、どのような式かを示す名前に変更しましょう。

実行結果の例

Power Automate Desktopを効率的に習得したい方へ

当サイトの情報を電子書籍用に読み易く整理したコンテンツを

買い切り950円またはKindle Unlimited (読み放題) で提供中です。

Word-A4サイズ:1,700ページの情報量で

(実際のページ数はデバイスで変わります)

基本的な使い方から各アクションの詳細な使い方、

頻出テクニック、実用例を紹介。(目次

体系的に学びたい方は是非ご検討ください。

アップデートなどの更新事項があれば随時反映しています。(更新履歴

なお購入後に最新版をダウンロードするには

Amazonへの問い合わせが必要です。

関連記事

「Excel」の使い方の記事一覧