Excel アップデート情報(有用なものを抜粋して随時更新)

2022年12月16日

Excelは細かくアップデートされていますが、

特に有用であったりインパクトの大きなものについて紹介していきます。

見出しの先頭に☆マークがあるものは特筆して重要なアップデートです。

新機能の多くがMicrosoft365(Office365)限定機能のようです。

(買い切りバージョンは持っていないので検証できませんが、公式サイトを見る限り対象外)

更新情報

時期は大まかな日付です。反映タイミングはエディションやPCによって異なります。

Web上の画像をセル内に表示するIMAGE関数追加(2022年12月)

複数のシートを同時に再表示可能に(2021年03月)

数式を改善するLET関数追加(2020年10月)

任意の数式の結果に名前を付けることが可能になります。

複雑な数式の読みやすさや関数の計算時間を改善する効果があります。

プログラミングやマクロを知っている方には

数式で変数を使えるようになったと考えるとイメージしやすいでしょう。

グラフや図を画像ファイルとして保存する(2020年10月)

右クリックで「図として保存」で直接、保存できるようになりました。

(これまでそれが出来ないことに気付いてなかったりして)

これまでファイルだけだったピン留めがフォルダーにも可能に(2020年9月)

☆共有ブックへのフィルタや並び替えを他のユーザに影響なしに実施するシートビュー機能追加(2020年7月)

☆VLOOKUP関数の上位版:XLOOKUP関数追加(2020年1月)

VLOOKUP関数とHLOOKUP関数を統合かつ改善したバージョンです。

検索の型のFALSE指定が不要、範囲指定の方法など、

多くの方が不便に思っていた箇所が改善されています。

VLOOKUP関数を多用する方はぜひXLOOKUP関数を習得しましょう。

数式のスピル(動的配列数式)機能と関数追加(2019年11月)

スピルは数式のコピーして大量に設定するExcel名物な作業の改善機能です。

(本質的には一つの数式の結果が他のセルの値も変更する機能)

これにより計算速度向上や数式の破壊・変更漏れに強くなるメリットがあります。

また付随した関数も追加されています。

これまで手作業かマクロでしかできなかった並び替えや重複除外が関数化されています。

関数機能
FILTER関数条件に一致するデータ一覧を取得
RANDARRAY関数指定範囲内のランダムな数を複数セルに取得
UNIQUE関数指定範囲内(行・列)で重複を削除
SEQUENCE関数連番を複数セルに自動作成
SORT関数リストを特定列の昇順・降順で並び替える
SORTBY関数リストを複数の基準列を指定して並び替える