UiPath コレクションから削除 アクティビティ

2020年10月17日

「コレクションから削除」はコレクション変数(変数の集まり)から

特定の要素を削除するアクティビティです。

この記事では、その使い方と機能を紹介します。

アクティビティの使い方

「System」、「Activities」、「Statements」より

「コレクションから削除」をデザイナーパネルの中にドロップします。

コレクションの変数を用意します。データ型は

System.Collections.Generic.ICollection<T>です。

これは最初の状態では表示されていないため

型の参照から検索する必要があります。

今回は整数を扱うため<T>はInt32を選択します。

既定値で1~5までの数値を2回、格納したコレクションを設定します。

new list(of データ型) From {格納する要素をカンマ区切り}

今回の例では下のようにします。

new list(of Int32) From {1,2,3,4,5,1,2,3,4,5}

配列・コレクションの構文作成ツール

これは既定値でなく代入アクティビティで行うこともできます。

プロパティ設定値
TypeArgumentコレクションのデータ型を指定します。
基本的には変数に指定したデータ型と同じものを指定します。
(スーパークラスのような場合を除き)
コレクション先述のコレクション変数を指定します。
項目削除する値を指定します。

今回は1回だけ3を削除します。

そして繰り返し(コレクションの各要素)を使用し、

コレクション変数の内容を1行の書き込みで表示して内容を確認します。

これを起動すると最初の3がコレクション変数から

削除されていることが確認できます。

このように項目に一致した最初の要素が削除されます。

もし全て削除したい場合は、結果プロパティにBoolean型変数を設定して

繰り返し(後判定)の条件として指定し

存在しなくなるまで削除する必要があります。

プロパティ

共通

表示名はデザイナーパネルに反映されます。

その他

項目名説明
TypeArgument要素を削除するコレクションのデータ型を指定します。
コレクション削除する対象のコレクション変数を指定します。
System.Collections.Generic.ICollection<T>が
指定する変数のデータ型です。
プライベートUiPathのログに引数や変数の値が表示されるかを指定します。
機密性の高い情報を取り扱う場合にのみチェックする必要があります。
結果Boolean型の変数を指定します。
削除した際に対象の要素があればFalse、
無ければTrueが設定されます。
項目削除する値を指定します。
対象が複数ある場合は、最初の一つのみ削除されます。

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