GTM 他のユーザーの作業を確認(アクティビティ/バージョン/コンテナの通知)

他のユーザーを招待して作業を依頼する場合、どのような変更を行ったかを管理者がチェックしたいことが頻繁にありますが、そのチェックのために全ての画面を確認して変更箇所を探すのは現実的ではありません。そこで利用するのが「アクティビティ」、「バージョン」、「コンテナの通知」という機能です。

アクティビティ(ユーザー操作履歴)確認

アカウント アクティビティ

アカウント アクティビティではユーザーの招待や権限付与などGTMアカウントへの操作履歴です。確認するにはアカウント・コンテナ選択画面のアカウントメニューの「アカウント アクティビティ」をクリックします。

実施したユーザーと対象、操作内容と実施日時が列挙されます。

コンテナ アクティビティ

コンテナレベルでもユーザーや権限の操作を確認可能です。確認するにはアカウント・コンテナ選択画面の設定(歯車)のマークをクリックします。

「コンテナ アクティビティ」をクリックします。

実施したユーザーと対象、操作内容と実施日時が列挙されます。

アクティビティ履歴(公開前のコンテナ操作履歴)

公開前の操作履歴を確認するにはアカウント・コンテナ選択画面のコンテナ名をクリックしてワークスペースを表示します。

ワークスペースが表示されたら、「アクティビティの履歴」をクリックします。

「アクティビティの履歴」の上にある「ワークスペースの変更」には履歴ではなく、現時点で公開した場合に反映される内容が表示されています。

実施したユーザーと対象、操作内容と実施日時が列挙されます。この履歴は公開を行うと消去されてバージョンの中に移動します。

バージョン

公開を行うたびにバージョンが発行され、反映内容と操作履歴が記録されます。確認するにはアカウント・コンテナ選択画面のコンテナ名をクリックしてワークスペースを表示します。

「バージョン」をクリックします。

表示されたバージョンの一覧が確認したいバージョンをクリックします。

「バージョンの変更」に公開で反映された内容が表示されます。名前をクリックすると反映された詳細な内容が表示されます。「アクティビティの履歴」をクリックすると、このバージョンの中で実施したユーザーと対象、操作内容と実施日時が列挙されます。

コンテナの通知

通知機能を利用すればバージョンの作成(公開前の状態)や公開が実施された際にメール通知を行うことが可能です。この通知設定はアカウント単位かコンテナ単位で行います。

アカウントに設定

アカウント単位で設定すると属するコンテナすべてが通知の対象となります。設定する場合はアカウント・コンテナ選択画面の右上のメニューから「ユーザー設定」をクリックします。

「デフォルトのコンテナの通知」を設定します。「バージョンが公開されます」は公開実施時の通知で「新しいバージョンが作成されますが、公開されません」は公開前段階の通知です。

「バージョンが公開されます」には「本番環境のみ」がありますが、環境設定でテスト用の環境を作っている場合のみ有効な設定です。この場合はテスト用の環境で通知せず、本番環境でのみ通知されます。テスト環境を作っていない場合は「常に実行」と同じ挙動です。

コンテナに設定

アカウント・コンテナ選択画面のコンテナのメニューから「コンテナの通知」をクリックします。

アカウントと同様に公開範囲の設定を行います。

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