Excel 指定した文字位置&文字数を指定の文字列を置換(REPLACE関数)
REPLACE関数は文字位置と文字数を指定して文字列を置換する関数です。
この記事では、その使用と使い方を紹介します。
仕様
=REPLACE(文字列,開始位置,文字数,置換文字列)
引数 | 省略時の値 | 説明 |
---|---|---|
文字列 | 省略不可 | 置換の対象とする文字列を指定。 |
開始位置 | 省略不可 | 置換を開始する位置を数値(先頭が1)で指定。 |
文字数 | 省略不可 | 置換を終了する位置を開始位置からの文字数を数値で指定。 0を指定した場合、削除される文字がなく挿入。 文字列より大きい数値を指定した場合、 開始位置以降の全ての文字が置換。 |
置換文字列 | 省略不可 | 置換先の文字列を文字列で指定 |
使用例
開始位置が文字列の数を超えているパターン、
開始位置が0、文字数が0のパターンなど様々なケースを列挙します。
SUBSTITUTE関数との違い
文字列を置換するSUBSTITUTE関数に似ていますが置換箇所の選び方が異なります。
関数 | 置換箇所の選び方 |
---|---|
SUBSTITUTE関数 | 指定の文字列で検索 |
REPLACE関数 | 開始位置と文字数を指定 |
スピルを利用する方法とメリット
Office365やExcel2019以降ではスピルという形式で記述可能です。
これは複数セルに数式をコピーする場合に便利な機能です。
それには何れかの引数を複数セルの範囲で指定します。
例では全てを範囲で指定していますが、一部でも構いません。
数式を入力するのは最初の一つのセルですが、
引数で指定した高さ分、数式がセルのコピーなしで自動拡大されます。
スピルを利用することで今回の例では
F3セルに入力するだけでよいため(F5以降にコピーペーストが不要)
以下のメリットがあります。
- 入力の手間が少ない(数式のセルが多いほど効果が大きい)
- 数式を編集した時、コピー忘れのリスクがない(最初のセルを更新すると全セルに反映)
- 絶対参照が不要
- 途中に行を追加した場合、数式のコピー&ペーストが不要。行削除でも壊れにくい。
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