UiPath 変数のデータ型変換の方法
UiPathでデータ型を変換する方法を紹介します。
目次
手順
文字列(String)から数値(Int32など)
Parseメソッドを使用します。
データ型.Parse(文字列)
0埋めの場合は0埋め抜きで変換されます。
DoubleなどInt32以外の数値型にも
Parseメソッドが存在するので
他の数値型でも同様に変換できます。
数値(Int32など)から文字列(String)
数値から文字列のToStringメソッドを使用します。
文字列変数.ToString
Doubleなど整数以外の数値型でも同様です。
日付(DateTime)から文字列(String)
日付(DateTime)の場合もToStringメソッドを使用します。
日付変数.ToString
日付変数の規定値に使用したNowは当日の日付を取得します。
そのまま使うとロケールに依存し、
初期状態では英語圏の表示の文字列になります。
ToStringメソッドの引数でフォーマットの文字列を指定すると
変換後の表記を調整可能です。
日付変数.ToString("yyyy/M/d")
下記がフォーマットの一例です。
フォーマット | 表示例 |
---|---|
yyyy/M/d | 2020/2/3 |
yy/MM/dd | 20/2/3 |
yyyy/MM/dd | 2020/02/03 |
yyyyMMdd | 20200203 |
yyyy年MM月dd日 | 2020年02月03日 |
yyyy/MM/dd HH:mm:ss.fff | 2020/02/03 19:22:32.670 |
yyyy/MM/dd tthh:mm:ss.fff | 2020/02/03 PM07:22:32.670 |
yyyyMMddHHmmssfff | 20200203192232670 |
少し追加の手順を踏めば和暦(元号)も表示可能です。
文字列(String)から日付(DateTime)
日付(DateTime)にもParseメソッドがあるので利用します。
DateTime.Parse(文字列)
整数(Int32)から日付(DateTime)
年月日の数値を指定して日付(DateTime)を設定可能です。
New DateTime(年, 月, 日)
指定する機会は少ないと思われますが、
時分秒ミリ秒も指定可能です。
New DateTime(年, 月, 日, 時, 分, 秒, ミリ秒)
日付(DateTime)から年月日時分秒の整数(Int32)
DateTime型の各プロパティを利用してアクセスします。
日付変数.Year | 年 |
日付変数.Month | 月 |
日付変数.Day | 日 |
日付変数.Hour | 時 |
日付変数.Minute | 分 |
日付変数.Second | 秒 |
日付変数.Millisecond | ミリ秒 |
日付変数.Date | 時分秒を削除して日付のみにしたDateTime |