UiPath データテーブルをマージ アクティビティ
「データテーブルをマージ」は2つのデータテーブルを
統合するアクティビティです。
この記事では機能と使い方を紹介します。
アクティビティの使い方
「プログラミング」、「データテーブル」より
「データテーブルをマージ」を
デザイナーパネルの中にドロップします。
データの追加先と追加データのDataTable型の変数を用意し
プロパティのソース(追加データ)と保存先(追加先)に設定します。
このDataTable型は最初から変数の型に登録されています。
ソースと保存先の列の定義が同じであれば
このシーケンスを実行することにより
ソースの末尾に保存先のデータが追加されます。
保存先
№(Int32) | 名称(String) |
---|---|
1 | ハンバーガー |
2 | フライドポテト |
ソース
№(Int32) | 名称(String) |
---|---|
3 | チキンナゲット |
シーケンス実行後の保存先
№(Int32) | 名称(String) |
---|---|
1 | ハンバーガー |
2 | フライドポテト |
3 | チキンナゲット |
列の定義が異なる場合は
スキーマがない時の動作プロパティを設定します。
スキーマがない時の動作
Add
保存先とソースに存在する全ての列を残し、
空白データ(null)を補完します。
(既定値を設定していれば、その値)
保存先(価格が保存先にのみ存在)
№(Int32) | 名称(String) | 価格 |
---|---|---|
1 | ハンバーガー | 300 |
2 | フライドポテト | 100 |
ソース(数量がソースにのみ存在)
№(Int32) | 名称(String) | 数量 |
---|---|---|
3 | チキンナゲット | 10 |
この二つをマージすると保存先にのみ存在する価格も
ソースにのみ存在する数量も残り
値がない箇所は空白(null)で補完されます。
№(Int32) | 名称(String) | 価格 | 数量 |
---|---|---|---|
1 | ハンバーガー | 300 | |
2 | フライドポテト | 100 | |
3 | チキンナゲット | 10 |
空白(null)を不許可にしていて、
既定値を設定していなければ
空白データ(null)を補完出来ないので
これもエラーになります。
Ignore
ソースにのみ存在する列がある場合、
その列を無視します。
保存先(価格が保存先にのみ存在)
№(Int32) | 名称(String) | 価格 |
---|---|---|
1 | ハンバーガー | 300 |
2 | フライドポテト | 100 |
ソース(数量がソースにのみ存在)
№(Int32) | 名称(String) | 数量 |
---|---|---|
3 | チキンナゲット | 10 |
この二つの表をマージすると
保存先にのみ存在する価格は残りますが、
ソースにのみ存在する数量は無視されます。
№(Int32) | 名称(String) | 価格 |
---|---|---|
1 | ハンバーガー | 300 |
2 | フライドポテト | 100 |
3 | チキンナゲット |
Error
ソースと保存先で列の定義に違いがあれば
全てエラーになります。
プロパティ
共通
表示名
デザイナーパネルに反映されます。
入力
ソース
追加データをDataTable型で指定します。
保存先
データの追加先をDataTable型で指定します。
スキーマがない時の動作
データテーブル間で列定義が異なる場合の挙動を選択します。
(詳細は先述)
その他
プライベート
UiPathのログに引数や変数の値が表示されるかを指定します。
機密性の高い情報を取り扱う場合にのみチェックする必要があります。