UiPath データテーブルをマージ アクティビティ

2020年10月5日

「データテーブルをマージ」は2つのデータテーブルを

統合するアクティビティです。

この記事では機能と使い方を紹介します。

アクティビティの使い方

「プログラミング」、「データテーブル」より

「データテーブルをマージ」を

デザイナーパネルの中にドロップします。

「プログラミング」、「データテーブル」より「データテーブルをマージ」をデザイナーパネルの中にドロップ

データの追加先と追加データのDataTable型の変数を用意し

プロパティのソース(追加データ)と保存先(追加先)に設定します。

このDataTable型は最初から変数の型に登録されています。

データの追加先と追加データのDataTable型の変数を用意しプロパティのソース(追加データ)と保存先(追加先)に設定

ソースと保存先の列の定義が同じであれば

このシーケンスを実行することにより

ソースの末尾に保存先のデータが追加されます。

保存先

№(Int32)名称(String)
1ハンバーガー
2フライドポテト

ソース

№(Int32)名称(String)
3チキンナゲット

シーケンス実行後の保存先

№(Int32)名称(String)
1ハンバーガー
2フライドポテト
3チキンナゲット

列の定義が異なる場合は

スキーマがない時の動作プロパティを設定します。

スキーマがない時の動作

Add

保存先とソースに存在する全ての列を残し、

空白データ(null)を補完します。

(既定値を設定していれば、その値)

保存先(価格が保存先にのみ存在)

№(Int32)名称(String)価格
1ハンバーガー300
2フライドポテト100

ソース(数量がソースにのみ存在)

№(Int32)名称(String)数量
3チキンナゲット10

この二つをマージすると保存先にのみ存在する価格も

ソースにのみ存在する数量も残り

値がない箇所は空白(null)で補完されます。

№(Int32)名称(String)価格数量
1ハンバーガー300
2フライドポテト100
3チキンナゲット10

空白(null)を不許可にしていて、

既定値を設定していなければ

空白データ(null)を補完出来ないので

これもエラーになります。

Ignore

ソースにのみ存在する列がある場合、

その列を無視します。

保存先(価格が保存先にのみ存在)

№(Int32)名称(String)価格
1ハンバーガー300
2フライドポテト100

ソース(数量がソースにのみ存在)

№(Int32)名称(String)数量
3チキンナゲット10

この二つの表をマージすると

保存先にのみ存在する価格は残りますが、

ソースにのみ存在する数量は無視されます。

№(Int32)名称(String)価格
1ハンバーガー300
2フライドポテト100
3チキンナゲット

Error

ソースと保存先で列の定義に違いがあれば

全てエラーになります。

プロパティ

共通

表示名
共通-表示名プロパティ

デザイナーパネルに反映されます。

デザイナーパネル上の表示

入力

ソース

追加データをDataTable型で指定します。

入力-ソースプロパティ
保存先

データの追加先をDataTable型で指定します。

入力-保存先プロパティ
スキーマがない時の動作

データテーブル間で列定義が異なる場合の挙動を選択します。

(詳細は先述)

入力-スキーマがない時の動作プロパティ

その他

プライベート

UiPathのログに引数や変数の値が表示されるかを指定します。

機密性の高い情報を取り扱う場合にのみチェックする必要があります。

プライベートのキャプチャ

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