Power Automate 「Excel Online (OneDrive) スプレッドシートにツイートを保存する」テンプレートの利用方法

2021年11月7日

Power Automateには多くのテンプレートが存在するため

これを探して流用すると効率的にPower Automateを利用できます。

「Excel Online (OneDrive) スプレッドシートにツイートを保存する」は

定期的にTwitterを検索してExcelに記録するテンプレートです。

説明では設定した検索ワードを含むしたツイートが発生すると記録するように書いていますが

実際の挙動では1時間に1度(タイミングは変更した分)、取得しています。

Twitter画面で検索した結果と比べると全て取得できてはなさそうです。

記録するツイートの選択ルールは描かれていませんが、

実行結果を見る限り、単純に検索時刻の直近5~10件程度の時が多いです。

(更新や環境で変わる可能性はあります)

この記事では、このテンプレートの使い方を紹介します。

前提条件

  • Twitterアカウントを開設している必要があります。

手順

まず記録用のExcelブックとテーブルを用意します。

4列用意して項目は以下とします。

  • Tweet Text
  • Tweeted by
  • Retweet count
  • Created at

別の項目名でも良いですが、手動で動的コンテンツと紐づける必要があります。

サンプルブック

次にPower Automateの画面の「テンプレート」から

「Excel Online (OneDrive) スプレッドシートにツイートを保存する」を選択します。

かなり奥にあるため探すより検索する方が早いでしょう。

Power Automateの画面の「テンプレート」から「Excel Online (OneDrive) スプレッドシートにツイートを保存する」を選択

下のような画面が表示されます。

フローの接続先は基本的にログインしているアカウントになります。

表示されているアカウントの内容で良ければ、「続行」をクリックします。

別アカウントのTwitterやOneDriveに切り替える必要がある場合は

「…」ボタンより「新しい接続先を追加」でログイン情報を入力する必要があります。

アカウント設定

When a new tweet appears」トリガーの検索テキストを指定します。

このテキストを含むツイートを抽出します。

「When a new tweet appears」トリガーの検索テキストを指定

次に「Add a row into a table」を開きパラメーターを設定します。

項目必須説明
場所接続可能なOneDriveとSharePointの一覧が表示されるので
その中から記録するテーブルのあるファイルを選択。
ドキュメントライブラリOneDriveの場合OneDrive、SharePointの場合、ドキュメントを選択
ファイル右のディレクトリアイコンのピッカーでファイルを選択。
ファイルパスに見えますが、表示だけで中身はIDです。
指定ファイルを削除してから、同名ファイルを作成しても別として扱われてしまいます。(再指定が必要)
テーブル「ファイル」の中に存在するテーブルの一覧が表示されるので
記録するテーブルを選択します。
こちらも名前でなくIDのため一度テーブルを削除して
同名テーブルを作成しても別として扱われます。(再指定が必要)
Add a row into a tableのオプション設定

記録するExcelファイルとテーブルまで指定すると項目が追加されて

自動的に動的なコンテンツが設定されます。

Excelの項目名が異なる場合、自動で設定されないため対応を手動で設定する必要があります。

項目名対応する動的なコンテンツ
Tweet Textツイートテキスト
Tweeted byツイート作成者
Retweet countリツイート数
Created at作成日時

この状態でフローを保存すると1時間に1度(毎時59分)、

自動的にフローが起動し5件を上限にツイートが記録されます。

保存は右上か下のボタンで行います。

右上か下のボタンで保存

なおCreated at(作成日時)は「2020-08-09T13:22:40.9064463Z」のように記録されます。

Excelで日時として認識されません。このままでは扱いづらい場合は以下の調整が必要です。

When a new tweet appears」と「Add a row into a table」の間に

「変数」コネクタの「変数を初期化する」を追加します。

「変数」コネクタ
「変数を初期化する」を追加

種類を「文字列」にし、値に「作成日時」を指定します。

種類を「文字列」にし、値に「作成日時」を指定

Add a row into a table」の「Created at」に式で以下のように指定すれば

Excelで日時と認識される形式で記録されます。

formatDateTime(variables('作成日時変数'), 'yyyy/M/d H:m')
「Add a row into a table」の「Created at」に式を指定

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