Power Automate Desktop「メール メッセージの取得」アクション

2023年7月14日

English version.

「メール メッセージの取得」はIMAPサーバーからメールを受信するアクションです。

Gmail側の設定変更も必要ですが、Gmailも受信可能です。

利用方法

「アクション」の「メール」より「メール メッセージの取得」をドラッグします。

パラメータの設定画面が表示されるので値を指定します。

パラメータ

IMAP サーバー

プロバイダやメールサーバ管理者から提示されるドメイン名かIPアドレスを指定します。

ポート

プロバイダやメールサーバ管理者から提示される数値を指定します。

多くの場合、993です。

SSL を有効にする

SSLで暗号化した状態でメールを受信する場合はONします。

利用する側としては、この設定以外には暗号化の有無を意識することはありません。

セキュリティの観点からONでないと利用できないことが多くなっているため、プロバイダやメールサーバ管理者の指示に従います。

ユーザー名・パスワード

ログインするユーザ名(メールアドレス)とパスワードを指定します。

信頼されていない証明書を受け入れます

基本的にはセキュリティが強固なONに設定します。

IMAPサーバの信用が低くてもよい場合はOFFにしますが、

それは社内サーバである場合など一部のケースでのみ安全です。

この項目もプロバイダやメールサーバ管理者の指示に従います。

メールフォルダー

メールを検索するフォルダーを指定します。

受信トレイはINBOXという名前になるケースがあります。

取得

取得対象(全メールか、未読・既読)を指定します。

開封済みにする

取得したメールが未読の場合、既読にするかを指定します。

送信元・送信先(メールアドレス)、件名、本文

検索条件を指定します。

指定しなくても動作しますが、取得結果が多いと動作が遅くなるため、

可能な限り条件を指定して絞ることを推奨します。

この中に日時の条件がないため、その後のアクションで対応する必要があります。

添付ファイル

添付ファイルを保存する場合、追加で保存先フォルダーを指定します。

生成された変数

アクションの結果が格納されます。

RetrievedEmails

メール メッセージリストとして格納されます。

リストのため「For Each」で繰り返して個々のメールを処理します。

エラー発生時

必須ではありませんが、必要があればエラー処理を行います。

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活用例

受信メールの内容をExcelブックに1行ずつ記録

メールの抽出対象を日付範囲で指定

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