Power Automate Desktop Gmailの送受信
Power Automate DesktopからGmailを送受信する方法を紹介します。
(2023/07/15 Google側のUIが変わっていたので更新)
手順
事前準備
Googleアカウントの「セキュリティ」より「2 段階認証プロセス」をクリックします。
ログイン画面が表示されるためログインし、下の方にある「アプリパスワード」をクリックします。
アプリにメール、デバイスにWindowsパソコンを指定します。
生成ボタンをクリックするとアプリパスワードが生成されます。
このアプリパスワードはアクションで利用します。
もしメール受信も行う場合は次の設定も行います。
Gmailの設定より「メール転送とPOP/IMAP」の「IMAPを有効にする」を選択します。
メール送信
「アクション」の「メール」より、「メールの送信」をドラッグします。
パラメータの設定画面が表示されるので値を指定します。
パラメータ | 設定値 |
---|---|
SMPT サーバー | smtp.gmail.com |
サーバー ポート | 465 |
SSL を有効にする | オン |
SMTP サーバーには認証が必要 | オン |
ユーザー名 | Gmailのメールアドレス |
パスワード | Googleアカウントが二段階認証の場合:アプリパスワード Googleアカウントが二段階認証でない場合:Googleアカウントのパスワード |
全般は送信内容のため任意の値を設定します。
メール受信
「アクション」の「メール」より、「メール メッセージの取得」をドラッグします。
パラメータの設定画面が表示されるので値を指定します。
パラメータ | 設定値 |
---|---|
IMAP サーバー | imap.gmail.com |
ポート | 993 |
SSL を有効にする | オン |
ユーザー名 | Gmailのメールアドレス |
パスワード | Googleアカウントが二段階認証の場合:アプリパスワード Googleアカウントが二段階認証でない場合:Googleアカウントのパスワード |
メール フォルダー | INBOX |
取得する任意のメール条件をメールフィルターに指定します。
次に「For each」を設置し「RetrievedEmails」を指定します。
これにより全メールが繰り返されます。
CurrentItemはメールメッセージ変数です。
ループの中では本文を取得する%CurrentItem.Body%や
送信元アドレスを取得する%CurrentItem.From% の利用頻度が高いでしょう。
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