Excel カスタム関数の引数が設定されているか省略されているかを判定(ISOMITTED関数)
ISOMITTED関数は2022年2月にMicrosoft365(Office365)のExcelに追加された新機能です。
LAMBDA関数のヘルパー関数で、引数が指定されているか、省略されているかを判定します。
これにより省略可能な引数を作ることが可能になります。
仕様
=ISOMITTED(引数)
引数 | 省略時の値 | 説明 |
---|---|---|
引数 | 省略不可 | 引数が指定されている場合は結果がFalse、 指定されていない場合はTrueになります。 LAMBDA関数の引数を省略した場合、 数式の中では0として扱われますが、 ISOMITTED関数はTrueと判定します。 引数として0を指定しているとFalseになります。 |
使い方
LAMBDA関数の中で使用します。
次の数式では、引数2の手数料を省略し、代わりにA2セルの値を利用します。
=LAMBDA(原価,手数料,IF(ISOMITTED(手数料),原価+A2,原価+手数料))(B5,)
引数があれば、その値を使用します。
=LAMBDA(原価,手数料,IF(ISOMITTED(手数料),原価+A2,原価+手数料))(B5,400)
何も指定していない引数は計算上、0として扱われます。
これは引数で0と同じ計算結果になります。
しかしISOMITTED関数は、それを区別して判定します。