Power Automate 「startsWith」関数
startsWithはPower Automateの式に使用する関数で、
テキストが指定の文字列で始まっているかを判定します。
仕様
startsWith('<text>', '<searchText>')
| 引数 | 省略時の値 | 説明 |
|---|---|---|
| text | 省略不可 | 調べるテキスト(長いテキスト) |
| searchText | 省略不可 | 検索する開始部分テキスト(短いテキスト) |
利用方法
startsWith関数はブール(「はい」か「いいえ」か選択)のパラメーターの
「カスタム値の入力」指定時に使用します。


アクションでは多くの場合、「条件」の中で利用されます。

その後のアクションで結果を使用するために、
種類が「ブール値」の変数の初期化か設定の際の「値」の中でも頻繁に利用されます。

「式」タブ、startsWithをクリックすると関数名と()が数式欄にセットされます。

テキストを’囲み,区切りで指定し、OKをクリックします。
動的なコンテンツや変数を利用する場合、,区切りは同じですが、
特殊な指定を行います。(動的なコンテンツを式で取得する方法)

次のような表示になれば設定完了です。
この紫のアイコンをクリックすると関数を変更可能です。

例のように startsWith('abcdef','ab') とすると、
「abcdef」の先頭が「ab」のため結果は True(はい) になります。
大文字・小文字を区別しないため、startsWith('aBcdef','Ab') でも同じです。

この関数(または変数)を「条件」の左、
真ん中に「次の値に等しい」、右に「true」を設定した場合、
「はいの場合」がTrue(指定のテキストから始まっている)、
「いいえの場合」がFalse(指定のテキストから始まっていない)の動作になります。

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