JavaScript number(数値):変数のデータ型

2023年3月23日

English version.

JavaScriptのnumber型は、数値を表現するためのデータ型です。整数や小数を表すことができます。

JavaScriptのnumber型は、64ビットの浮動小数点数を表現するために使用されます。このため、非常に大きな数や小さな数、または小数点以下の桁数が多い数なども扱うことができます。ただし、浮動小数点数は数値の精度に制限があるため、数値の比較や計算には注意が必要です。

また、JavaScriptには特別な数値を表すための値があります。Infinityは正の無限大、-Infinityは負の無限大を表します。NaNはNot a Numberの略で、数値として不正な値を表します。

JavaScriptのnumber型には、数値を演算するための多様な演算子があります。例えば、加算や減算、乗算や除算、剰余演算子などがあります。また、数値を変換するための関数も用意されています。parseInt関数は文字列を整数に変換し、parseFloat関数は文字列を浮動小数点数に変換します。

以下は、JavaScriptでの数値の宣言と演算の例です。

// 数値の宣言
let a = 10; // 整数の宣言
let b = 3.14; // 小数の宣言

// 数値の演算
let c = a + b; // 加算
let d = a - b; // 減算
let e = a * b; // 乗算
let f = a / b; // 除算
let g = a % 3; // 剰余演算子

console.log(c); // 13.14
console.log(d); // 6.86
console.log(e); // 31.4
console.log(f); // 3.1847133757961785
console.log(g); // 1

また、文字列から数値への変換の例は以下の通りです。

let str = "42";
let num = parseInt(str); // 文字列を整数に変換
console.log(num); // 42
let str = "3.14";
let num = parseFloat(str); // 文字列を浮動小数点数に変換
console.log(num); // 3.14

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