【初心者向け】Excelの文字を縦書き・横書きにする方法|画像付き完全ガイド

Excelで作成した表の文字を縦書きにしたいと思ったことはありませんか?チラシや掲示物を作るとき、限られたスペースに効率良く文字を配置したいと考えたことはないでしょうか?
この記事では、Excelの文字方向を自由自在に変更する方法を、PC操作が苦手な方でも簡単に実践できるように、画像付きで手順を解説します。
文字の向きを変える前に知っておきたいこと
Excelでは、セル内の文字の向きを変更することで、見やすい資料や効果的なデザインを作成できます。文字の方向を変更できると以下のようなメリットがあります:
- 狭いスペースでも多くの情報を表示できる
- 日本語の縦書き表現でより伝統的な印象を与えられる
- 表のデザイン性が向上し、視認性も高まります
基本的な文字方向の変更方法(3ステップ)
STEP1: 対象のセルを選択する
まず、文字の向きを変更したいセルをクリックして選択します。複数のセルをまとめて変更したい場合は、マウスでドラッグして範囲を選択しましょう。


STEP2: ホームタブを開く
Excel画面の上部にある「ホーム」タブを開きます。ここに文字の配置に関するさまざまな機能が集まっています。

STEP3: 文字の方向を選択する
「ホーム」タブ内の「配置」グループにある「方向」ボタン(「ab」と書かれたアイコン)をクリックします。表示されるメニューから、希望の文字方向を選択します。
文字方向の種類と使い分け

横書き(標準設定)
通常のExcel作業ではこの設定が使われています。左から右へと文字を読む、最も一般的な配置です。
縦書き
日本語の伝統的な書き方。上から下へと文字が並びます。和風のデザインや、見出しで使うと効果的です。年賀状や目録など、和風の書類を作成する際に見出しや日付で使うと、格式高い印象を与えられます。
右へ回転
文字を右に90度回転させます。会議資料で、部署名など長い項目名を狭い列に収めたい場合に便利です。
左へ回転
文字を左に90度回転させます。表のデザインにこだわりたい時に使えます。
縦書き(英数字も含む)
英数字も含めて縦書きにします。通常の縦書きとは異なり、英数字も縦方向に1文字ずつ並びます
応用テクニック:任意の角度で文字を傾けて配置する方法
応用テクニックとして、より細かい調整が必要な場合は、「セルの書式設定」を使って任意の角度を指定できます。
角度を自由に設定する方法
- 対象のセルを右クリック
- 「セルの書式設定」を選択
- 「配置」タブをクリック
- 「方向」の部分で、角度を指定(-90度から90度まで)

よくある質問(FAQ)
Q1: 文字が回転しても元に戻せますか?
A: はい、いつでも戻せます。同じ手順で「横書き(標準設定)」を選択すれば元に戻ります。
Q2: 複数のセルをまとめて変更できますか?
A: はい、変更したいセルを全て選択してから、文字方向を設定すれば一度に変更可能です。
Q3: PDF出力や印刷時の文字方向は維持されますか?
A: はい、画面で設定した文字方向は印刷時も同じように表示されます。
印刷前には「ファイル」→「印刷」からプレビュー画面で文字方向が正しく反映されているかを確認すると安心です。
※一部のプリンタ環境では文字の角度が正しく反映されない場合があります。事前に印刷プレビューで確認してください。
Q4: 縦書きにしたら文字が小さくなってしまったのですが...
A: Excelの「縮小して全体を表示」機能が有効になっている可能性があります。この場合の解決方法:
- 対象のセルを右クリック
- 「セルの書式設定」を選択
- 「配置」タブをクリック
- 「縮小して全体を表示する」のチェックを外す
- 必要に応じて行の高さも調整する

まとめ
Excelの文字方向を変更する方法は、意外と簡単です。基本的な手順は以下の3ステップです:
- 対象セルを選択
- 「ホーム」タブを開く
- 「方向」(「ab」と書かれたアイコン)ボタンから希望の設定を選択
この記事では、Excelで文字方向を自由に変更する基本的な方法から、デザイン性を高める応用テクニックまでを解説しました。これらのスキルを習得することで、見やすく美しい資料作成が可能になり、Excel作業の効率化とスキルアップに繋がります。ぜひ、この記事を参考に、Excelの文字方向機能を使いこなしてみてください。
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