Excel 折れ線グラフの領域を塗り分ける方法

2021年11月6日

累積値を折れ線グラフにプロットする場合、度数の傾向を把握するため

領域に色を付けたくなることがあります。その方法を紹介します。

塗り分けられたグラフ

サンプルファイル

手順

まず通常の手順で折れ線グラフを作成します。

塗分け前のグラフ

「挿入」>「図形」>「正方形/長方形」を選択し図形を作成します。

「挿入」>「図形」>「正方形/長方形」を選択
長方形の置かれた折れ線グラフ
長方形作成後

プロットエリアの左側と下側をドラッグし、Altキーを押しながらセルの境界に合わせます。

プロットエリアの左側と下側をセルの境界に合わせる

追加した長方形を右クリックし「図形の書式設定」を選択します。

図形の塗りつぶしの色と枠線の色を任意に調整します。

図形の書式設定

次に塗りつぶしの「透明度」を調整します。

塗りつぶしの色にも寄りますが80~90%あたりが適切でしょう。

図形の透明度を設定

長方形をAltキーを押しながらドラッグし

左下の視点に合わせた上でサイズ変更を行い

塗り分けたい領域に調整します。

長方形の位置とサイズを調整したグラフ

長方形をコピー&ペーストして、こちらも位置とサイズを調整します。

図形の色が重なっている個所は色が加算されて濃い状態となります。

長方形を重ねた状態のグラフ

それを繰り返すことで塗り分けられたグラフが完成します。

色や透明度を変えていっても問題ありません。

領域が塗り分けられたグラフの完成

利点と欠点

利点

  • 作成の手間が少ない
  • 傾向を把握するのに適切

欠点

  • マウス操作のため厳密なプロットではない
  • データを変えると再調整が必要

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