Excel 極端な数値(外れ値・異常値)を除去した平均を取得(TRIMMEAN関数)
TRIMMEAN関数は平均値の弱点である外れ値、異常値を除去して計算する関数です。
例えば300が4件あり、1,000が1件のデータの平均を出すと結果が440になり
飛び値に大きい影響を受けた結果となります。
TRIMMEANは一定の閾値で上下の値を切り捨てて平均を出します。
この記事ではTRIMEAN関数の仕様と使用例を紹介します。
仕様
=TRIMMEAN(配列,割合)
引数 | 省略時の値 | 説明 |
---|---|---|
配列 | 省略不可 | 平均を求める数値を指定。 |
割合 | 省略不可 | 切り捨てる割合を少数で指定。 0.2(20%)とすると上位10%と下位10%の数値が切り捨て |
使用例
TRIMMEAN関数とAVERAGE関数の使用例です。
割合に0.4(40%)を指定すると上位と下位がそれぞれ20%(2個)づつ
除去した平均が算出されます。(データの背景色黄色部分のみ)

中央値(MEDIAN関数)との比較
こちらも平均の飛び値への弱さに対応した指標です。
性質が違うので単純な優劣比較できませんがし、
用途にも寄りますがMEDIAN関数を
使用するほうがより推奨出来ます。(大差はありませんが)
MEDIAN関数の方が数式がシンプルであり
平均の異常値対策には中央値を使うのが一般的なためです。
また切り捨てる割合(引数2)を考える必要もありません。
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