UiPath Excel ワークブックのシートを取得 アクティビティ

2021年11月27日

(プロジェクト設定:モダンExcelの設定でクラシックを使う場合のアクティビティです)

「ワークブックのシートを取得」はUiPathでExcelのブックから番号指定で

シート名を取得するアクティビティです。

この記事ではその使い方と機能を紹介します。

アクティビティの使い方

まず「Excel アプリケーション スコープ」を設置しブックのパスに読み込むファイルを指定します。

そして「Excel アプリケーション スコープ」の中に「ワークブックのシートを取得」をドラッグします。

「Excel アプリケーション スコープ」の中に「ワークブックのシートを取得」をドラッグする図解

読み込むシートのサンプルは下のようになっています。このシート名を取得します。

読み込むシートのサンプル

まず「ワークブックのシートを取得」の「入力-インデックス」プロパティに

0から始まるシートの番号を設定します。0で最初のシート、1で2番目のシートになります。

「ワークブックのシートを取得」アクティビティの「入力-インデックス」プロパティに0から始まるシート番号指定する図解

シート名の取得をするには内容を受け取る変数も必要です。

変数はString型で設定し、その変数を「ワークブックのシートを取得」の

「出力」プロパティの結果に指定します。

String型の変数を宣言し、出力プロパティに指定する図解

今回は受け取った変数をメッセージボックスに表示します。

メッセージボックスにシート名変数を指定するキャプチャ

この状態でUiathを起動すると指定ブックの2番目のシート名が表示されます。

「ワークブックのシートを取得」の「入力-インデックスに」1(2番目)を指定するキャプチャ
「ワークブックのシートを取得」の「入力-インデックスに」1(2番目)を指定
読み込みブックのキャプチャ
指定したシート名が表示されるキャプチャ

インデックスを0にすると最初のシート名が表示されます。

「ワークブックのシートを取得」の「入力-インデックスに」0(1番目)を指定するキャプチャ
「ワークブックのシートを取得」の「入力-インデックスに」0(1番目)を指定するキャプチャ
読み込みブックのキャプチャ
指定したシート名が表示されるキャプチャ

用途

単純にシート名が欲しい場合や

シートの位置は分かるが名前が不確定のシートを

他のExcelアクティビティの対象とする場合に使用します。

多くのアクティビティはシート名を処理対象とするため

「ワークブックのシートを取得」でシート名を取得し、そのシート名を

他のアクティビティのシート指定に使用します。

プロパティ

共通

表示名を設定します。

表示名のキャプチャ

表示名はデザイナーパネルに反映されます。

デザイナーパネルの表示例

「ワークブックのシートを取得」アクティビティが一つであればそのままで良いですが

複数ある場合はどのファイル・ブックからどのシートを取得するかを考慮した

名前として付けるようにしましょう。

入力

シート名を取得するシートの番号を指定します。

0から始まる連番で、0では最初のシート(一番、左)

1では左から2番目のシートを取得します。

入力のキャプチャ

出力

値を受け取るString型の変数を指定します。

出力のキャプチャ

その他

UiPathのログに引数や変数の値が表示されるかを指定します。

機密性の高い情報を取り扱う場合にのみチェックする必要があります。

プライベートのキャプチャ

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