UiPath 繰り返し(コレクションの各要素) アクティビティ

2020年10月5日

「繰り返し(コレクションの各要素)」は

コレクションや配列変数(複数の変数がまとまったもの)

内容を繰り返すアクティビティです。

前判定後判定では繰り返す条件を指定しますが、

繰り返し(コレクションの各要素)ではコレクション内に存在する要素数だけ繰り返します。

また流れの制御にブレークコンティニューが利用可能です。

この記事では、その使い方を紹介します。

アクティビティの使い方

「ワークフロー」の「コントロール」の中の

「繰り返し(コレクションの各要素)」アクティビティをシーケンスの中にドラッグします。

次にプロパティを設定します。

プロパティ指定値
コレクション値 要素を繰り返す変数を指定します。
System.Collections.Generic.IEnumerable<データ型>です。
データ型[]でも可能です。
赤字のデータ型の部分はStringやObjectなど
用途によって都度、指定します。
TypeArgument コレクション値のデータ型を指定します。
赤字の任意指定の部分です。

繰り返しの度に、その時の要素がitemに代入されます。

このアクティビティを使う際は毎回、この変数に対して

何らかの処理を行うことになるでしょう。

基本的には全ての要素で全ての処理を繰り返しますが、

途中で繰り返しを中断するブレークや、

処理の途中で次の要素に移るコンティニューなど

流れを制御するアクティビティが存在します。

活用例

多用するアクティビティです。具体的な使用例は下記に記載しています。

プロパティ

共通

表示名はデザイナーパネルに反映されます。

出力

繰り返しの度に1づつカウントアップします。(1個目の要素は0)

ここにはデータ型がInt32の変数を指定します。

使用しない場合は指定なしでも構いません。

その他

先述の通りコレクション変数とそのデータ型を指定します。

プロパティコレクション値
コレクション値 要素を繰り返す配列変数を指定します。
System.Collections.Generic.IEnumerable<データ型>です。
赤字のデータ型の部分はStringやObjectなど
用途によって都度、指定します。
TypeArgument コレクション値のデータ型を指定します。
赤字の任意指定の部分です。

プライべートはログにどこまで表示するかを指定します。

UiPathのログに引数や変数の値が表示されるかを指定します。

機密性の高い情報を取り扱う場合にのみチェックする必要があります。

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