UiPath 繰り返し(前判定) アクティビティ
「繰り返し(前判定)」は特定の条件を満たす間、
指定した内容を繰り返すアクティビティです。
この記事では、その使い方と機能を紹介します。
アクティビティの使い方
まず「System」、「Activities」より「Statements」より
「繰り返し(前判定)」アクティビティをシーケンスの中にドラッグします。
プロパティに繰り返す条件を指定します。
ここでは数値型(Int32)の「ループカウンター」が
5より小さい間繰り返す条件を指定します。
ループカウンター<5
Bodyの中のシーケンスに繰り返したい処理を記述します。
繰り返し(前判定)の場合は、最初の時点で条件を満たしていると
ここの内容は1度も実行されません。
繰り返し(後判定)の場合は、1回は確実に実行されます。
この部分が繰り返しの前判定と後判定の違いです。
今回は二つの代入アクティビティを繰り返します。
左辺値(To) | 右辺値(To) | 内容 |
---|---|---|
メッセージ | メッセージ+ループカウンター.ToString | 文字列型(String)変数「メッセージ」の 右側に「ループカウンター」の内容を 文字列結合します。 .ToStringは文字列型以外の変数を 文字列に変換するためのメソッドです。 |
ループカウンター | ループカウンター+1 | 「ループカウンター」の内容を 1つカウントアップします。 |
これによりループカウンターが5になるまで繰り返され、
その間、メッセージにループカウンターの内容が追記されます。
そしてこの繰り返しが終わると内容をメッセージダイアログに表示します。
このツールを実行すると結果はこのようになります。
RPAなどのコンピュータによる仕事の自動化は
この繰り返すと条件分岐が複雑に組み合わさったものです。
プロパティ
共通
表示名はデザイナーパネルに反映されます。
その他(条件)
繰り返す条件を指定します。詳細はこちらもご参照下さい。
その他(プライベート)
UiPathのログに引数や変数の値が表示されるかを指定します。
機密性の高い情報を取り扱う場合にのみチェックする必要があります。