UiPath CSVに書き込み アクティビティ

2020年10月7日

「CSVに書き込み」アクティビティは表形式のデータ(DataTable型)を

テキストファイルに保存するアクティビティです。

アクティビティの名前はCSVですがTSVなど他形式にも対応しています。

(タブ、カンマ、パイプ、キャレット、セミコロン)

この記事ではその使い方を紹介します。

なおDataTableをファイルではなく文字列変数に

書き出したい(変換したい)場合は「データテーブルを出力」を使用します。

アクティビティの使い方

「アプリの連携」、「CSV」より「CSVの書き込み」をシーケンスの中にドロップし、

ファイルに書き込む内容のデータテーブル変数を宣言します。

「CSVに書き込み」をドロップし、ファイルに保存する内容のDataTable型変数を宣言する図解

データテーブル変数に値を格納するには、

Excelやブラウザなどから表を読み込む必要があります。

データテーブルに読み込むアクティビティは

データテーブルに内容を設定するアクティビティ」にリストアップしています。

次にファイルのパスに書き込み対象を指定します。

ファイル名はデザイナーパネル上のボタンをクリックすると

ファイルを開くダイアログで指定できます。

デザイナーパネル上のファイルダイアログを開くボタン

今回はExcelからデータテーブルに読み込みます。

下のExcelブックのA1:C4から読み込み、1行目はヘッダーとして扱います。

データテーブルに読み込むExcelブック
データテーブルに読み込むExcelブック

そしてプロパティの設定を行います。

「データテーブル」に保存する内容の変数を、

「ファイルのパス」に保存するパスを指定します。

プロパティの設定例

この状態でツールを起動すると指定したパスにCSVが作成されます。

ファイルの保存結果

プロパティ

共通

表示名のキャプチャ

表示名はデザイナーパネルに反映されます。

入力

入力のキャプチャ

テータテーブルにはファイルに書き込む内容のDataTable型の変数を指定します。

もしTSV(タブ区切り)など別の形式で保存したい場合は区切り文字を変更します。

入力-区切り文字のキャプチャ

ファイル

ファイルのキャプチャ

ファイルを保存するパスを指定します。

オプション

オプションのキャプチャ
項目名説明
エンコーディング保存する文字コードを指定します。
初期状態の未指定ではUTF-8になります。
UTF-8でも不都合はありませんが、他のシステムへ読み込むなど、
文字コードを変える理由がある場合にのみ
文字列で文字コードを設定します。
ヘッダーの追加のチェックを外すとデータテーブルのヘッダー行なしでファイルが保存されます。
ヘッダーなしでの保存結果

その他

UiPathのログに引数や変数の値が表示されるかを指定します。

機密性の高い情報を取り扱う場合にのみチェックする必要があります。

プライベートのキャプチャ

関連記事