UiPath カスタム入力 アクティビティ

2020年2月20日

カスタム入力は任意の構成の

入力用ダイアログを表示するアクティビティです。

同様な機能の入力ダイアログでは一つの項目しか

入力できませんが、カスタム入力では

複数の項目を入力することが可能です。

本来、このアクティビティの利用には

HTMLとJavascriptの知識が必要ですが、

そうでなくても活用できるツール(Excelブック)を

用意して誰でも利用できるようにしています。

この記事ではその使い方と機能を紹介します。

アクティビティの使い方

「システム」、「ダイアログ」より

「カスタム入力」をシーケンスの中にドロップし、

キー入力の内容を受け取るための

String型とString[]型変数(配列)を宣言します。

「システム」、「ダイアログ」より「カスタム入力」をシーケンスの中にドロップ

String[]は変数の型よりArray of [T]を選択します。

変数の型よりArray of [T]を選択

型の選択ダイアログでStringを選択すれば

String[]型に設定できます。

型の選択ダイアログでStringを選択

入力用フォームの作成とプロパティ設定

次に入力用フォームを作成します。

それにはこちらのExcelブックをダウンロードします。

まずテキストボックス、セレクトボックス、

ラジオボタン、チェックボックスの4つのシートに

入力項目を設定していきます。

フォーム用作成マクロ

テキストボックスシートではキー入力項目を設定します。

ここには№と項目名と横幅を指定します。

№には他のシートの№も通して番号を指定してください。

途中で途切れたり無効な値を入力すると

全ての項目が作成されません。

テキストボックスの設定
テキストボックスの設定

この設定では下のように入力項目が作成されます。

 テキストボックスの表示
テキストボックスの表示

セレクトボックス、ラジオボタン、チェックボックスは

複数の項目から選択するオブジェクトです。

ラジオボタンとセレクトボックスは複数の項目から1項目のみを選択し、

チェックボックスは複数選択するオブジェクトです。

シートの設定内容は全て同じです。

№と項目名はテキストボックスと同様ですが、

項目1~20に選択項目を指定します。

セレクトボックスの設定
セレクトボックスの設定
セレクトボックスの表示
セレクトボックスの表示

セレクトボックスはラジオボタンと同様、単一選択ですが、

フォームの見た目がコンパクトになるため

選択肢が多かったり、表記が長い場合に有効です。

ラジオボタンの設定
ラジオボタンの設定
ラジオボタンの表示
ラジオボタンの表示

ラジオボタンも単一選択です。全ての項目を表示したい場合に有効です。

チェックボックスの設定
チェックボックスの設定
チェックボックスの表示
チェックボックスの表示

チェックボックスは複数選択の項目です。

結果は|(バーティカルバー)で区切った形式で受け取るため、

項目1~20に|を使用しないようにして下さい。

全ての項目が設定出来たら基本シートに戻り、

フォームHTMLを作成ボタンをクリックします。

ファイル保存ダイアログが出るので、

作成するツールのxamlファイルがあるフォルダに保存します。

フォームHTMLを作成ボタンをクリック

次にカスタム入力にプロパティを設定します。

カスタム入力にプロパティを設定

入力-URIにフォーム用HTMLをします。

デザイナーパネルの…ボタンで選択可能です。

結果には入力結果を受け取るためのString型変数を指定します。

このツールを起動すると下のような画面が表示されます。

まず黄色のセキュリティ表示をクリックして

制限を解除してから値を入力していきます。

セキュリティ警告の表示されるフォーム

値を入力したら完了ボタンを押下します。

フォームに入力した状態

すると結果に指定した変数に入力結果が格納されます。

入力結果

この記事のマクロを使用した場合、

それぞれの項目はタブ文字で区切られ、

チェックボックスの選択項目は|で区切られます。

一つの文字列では利用できないため

この文字列を加工して項目ごとに分割する必要があります。

入力値の受取と加工

まず入力項目ごとに分割します。

それには代入アクティビティを使用します。

入力結果をタブ文字で分割

左辺値(To)にはString[]型変数を指定します。

右辺値(Value)に下のように指定します。

入力結果.Split(ControlChars.Tab)

この指定でタブ文字を配列に分割されます。

そして繰り返し(コレクションの各要素)を利用し

各要素(項目値)を処理します。

繰り返し(コレクションの各要素)のプロパティの

TypeArgumentにStringを指定し、

コレクション値にString[]変数を指定します。

これで1つの要素ごとに繰り返し、

それぞれに対して処理を行っていきます。

本来はExcelやデータベースに書き込むことになりますが、

今回は1行を書き込みで出力ウインドウに表示します。

繰り返し(コレクションの各要素)の設定

繰り返しごとにカウントアップするInt32型の入力項目カウンターと

繰り返し(コレクションの各要素)の要素に指定した

項目入力値(タブで区切られた各要素)を表示します。

1行に書き込みの設定

結果はこのようになります。

出力プロパティの設定

チェックボックス以外はこれで処理できます。

複数選択で|で区切られているチェックボックスは

場合によってはこちらも加工する必要があります。

それには条件分岐を設置しチェックボックスのタイミングを

Conditoinに設定します。今回はこのように指定します。

項目入力値.IndexOf("|") > 0

IndexOfは指定文字が何文字目かを調べるメソッドです。

指定文字が含まれていないと0になるため

それ以上では指定文字があると判定出来ます。

複数選択されて分割が必要な場合は

|が含まれるためこの条件でチェックボックスを検出できます。

条件分岐にチェックボックスの要素の条件を入れる例

次に代入アクティビティで分割します。

タブ区切りと同様の方法で|で分割します。

新たなString[]変数を宣言して左辺値(To)に設定し

右辺値にこの数式を設定しましょう。

項目入力値.Split(”|”c)

SplitメソッドはChar型のためcの指定が必要です。

|で分割する代入メソッド

このString[]変数をタブ区切りと同様、

繰り返し(コレクションの各要素)にかければ

個々のチェックボックス選択値に対して処理が可能です。

|区切りを繰り返し(コレクションの各要素)で処理
チェックボックスを分割した例

サンプルxaml

この記事で使用したツールのxamlファイルです。

こちらをダウンロードして流用すると

設置の手間を省くことが可能です。

プロパティ

共通

表示名を設定します。

表示名はデザイナーパネルに反映されます。

入力

入力フォーム用のHTMLを指定します。

HTMLとJavascriptの知識がある場合は

任意で調整可能ですが、先述のExcelブックで

知識が可能でも利用可能にしてあります。

出力

入力フォームからデータを受取る変数を指定します。

受け取る形式はJavascriptの知識がある場合は

任意で調整可能ですが、先述のExcelブックで

知識が可能でも利用可能にしてあります。

オプション

入力フォームのウインドウの大きさを指定します。

その他

UiPathのログに引数や変数の値が

表示されるかを指定します。

機密性の高い情報を取り扱う場合にのみ

チェックする必要があります。

プライベートのキャプチャ

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