UiPath コレクションを消去 アクティビティ
「コレクションを消去」はコレクション変数(変数の集まり)から
全要素を削除するアクティビティです。
この記事では、その使い方と機能を紹介します。
アクティビティの使い方
「System」、「Activities」、「Statements」より
「コレクションを削除」をデザイナーパネルの中にドロップします。

コレクションの変数を用意します。データ型は
System.Collections.Generic.ICollection<T>です。
これは最初の状態では表示されていないため型の参照から検索する必要があります。
今回は整数を扱うため<T>はInt32を選択します。

既定値で1~5までの数値を格納したコレクションを設定します。
new list(of データ型) From {格納する要素をカンマ区切り}
今回の例では下のようにします。
new list(of Int32) From {1,2,3,4,5}
これは既定値でなく代入アクティビティで行うこともできます。

次にプロパティを設定します。
TypeArgumentにコレクションのデータ型を設定し、
コレクションに消去する変数を指定します。

今回は削除前後でCountメソッドを使い
コレクションの要素数を1行を書き込みで表示します。

これを実行すると削除前は5個あった要素が
0個に全消去されていることがわかります。

プロパティ
共通

表示名はデザイナーパネルに反映されます。
その他(TypeArgument)

項目名 | 説明 |
---|---|
TypeArgument | 消去するコレクションのデータ型を指定します。 |
コレクション | 消去する対象のコレクション変数を指定します。 System.Collections.Generic.ICollection<T>が 指定する変数のデータ型です。 |
プライベート | UiPathのログに引数や変数の値が表示されるかを指定します。 機密性の高い情報を取り扱う場合にのみチェックする必要があります。 |