UiPath ファイル変更トリガー アクティビティ
ファイル変更トリガーはファイル名変更などを検知し、
指定の処理を行うためのアクティビティです。
この記事では、その使い方を紹介します。
アクティビティの使い方
デザイナーパネルにイベントを監視を設置し、
「ここにトリガーアクティビティをドロップ」の部分にドロップします。
そしてイベントハンドラーの中に行いたい処理のアクティビティを設置します。
イベントを監視の「無限に繰り返す」は初期値ではTrueになっています。
この設定では処理が終わらないため
イベントハンドラーの中で終了条件を設定し、Boolea型変数で制御するか
1回だけクリックを検知する、Falseにしておきましょう。
プロパティ
共通
表示名はデザイナーパネルに反映されます。
イベント
型変更
どの操作を検知するかを指定します。
設定値 | 検知 |
---|---|
Created | ファイル・ディレクトリ作成。 作成でなくコピーや移動でも対象になります。 |
Deleted | ファイル・ディレクトリ削除。 削除でなく移動でも対象になります。 |
Changed | ファイル・ディレクトリ更新 |
Renamed | ファイル・ディレクトリ変更 |
All | 全て |
All以外の4つを選択すると自動的にAllのみに変更されます。
通知フィルター
どの項目への操作を検知するかを選択します。
設定値 | 検知 |
---|---|
FileName | ファイル名 |
DirectoryName | ディレクトリ名 |
Attributes | 属性:読み取り専用・隠しファイルなど |
Size | ファイルサイズ |
LastWrite | 更新日時 |
LastAccess | アクセス日時 |
CreationTime | 作成日時 |
Security | セキュリティ設定 |
型変更との組み合わせで挙動が変わります。
(Create+DirectoryNameでディレクトリ作成検知など)
ファイル
監視するファイルの所属ディレクトリをパスプロパティに
ファイル名プロパティにファイル名を指定します。
パスは必須ですが、ファイル名はなくても構いません。
(ディレクトリの監視になります)
オプション
パスプロパティのサブディレクトリを探索するかを指定します。
チェックした場合、パスの配下の全ディレクトリから、
ファイル名プロパティのファイルも対象となります。
その他
UiPathのログに引数や変数の値が表示されるかを指定します。
機密性の高い情報を取り扱う場合にのみチェックする必要があります。
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ファイルを扱うためカテゴリはシステムに属しますが、
実用的にはユーザーイベントの仲間になります。