UiPath データテーブルを生成 アクティビティ

2020年10月5日

「データテーブルを生成」は文字列(String型)を元に

表形式(データテーブル)のデータを作成するアクティビティです。

この記事では、機能と使い方を紹介します。

なおファイルの内容を加工せずにデータテーブルを作成する場合は

このアクティビティではなく、Excel 範囲を読み込みCSVを読み込みが適しています。

また読み込み元がなく固定や空の表を作る場合や

一意制約など詳細な列定義を行いたい場合は

データテーブルを構築が適しています。

アクティビティの使い方

「プログラミング」、「データテーブル」より

「データテーブルの生成」をデザイナーパネルの中にドロップします。

DataTable型の変数を用意し出力プロパティに設定します。

DataTable型は最初から変数の型に登録されています。

「データテーブルウィザードを生成」の操作

文字列をどのように表形式に変換するかのルール(カンマ区切りなど)を指定します。

プロパティを直に設定してもよいですが、

データテーブルウィザードを使用すると効率的に設定することができます。

それにはデザイナーパネル中のデータテーブルを生成をクリックします。

下のようなウインドウが表示されるので設定していきます。

サンプル入力

ルールを試すための文字列を入れます。

あくまでルールの実験用のサンプルのため

ツールの動作には影響がありません。

実際にデータテーブルに変換されるのは

入力プロパティに指定される文字列です。

よってサンプル入力には入力プロパティに

指定される可能性のある文字列を入力します。

テーブルオプション

先頭行と先頭列、列データ型の扱いを指定します。

これらはプロパティでも設定可能です。(項目名は異なります)

項目プロパティ説明
列型の自動検出型を自動検出チェックするとデータの内容から
列のデータ型(String、Int32)を判定します。
チェックしないとStringとして扱います。
第1行を列ヘッダーとして使用列ヘッダーを使用チェックすると1列めをデータとして読み込まず、
列名として扱います。
第1列を無視行ヘッダーを使用チェックすると1列めを読み込みません。

フォーマットオプション

CSVやTSVのような特定の文字で行列が区切られている形式の

文字列を処理するための指定を行います。

後述の固定フォーマットオプションを使用する場合は

設定することができません。

このアクティビティを使う用事においては

ここか固定フォーマットオプションを

高確率で使用すると思われます。

項目プロパティ説明
CSV解析CSV解析チェックすると区切り形式の文字列の処理を行います。
列区切り文字列区切り項目を区切る文字を指定します。
無指定では,(カンマ)です。
空白、タブ、改行が選択肢にありますが、
任意の文字列も指定可能です。
改行文字改行区切り行を区切る文字を指定します。
無指定では改行です。
空白、タブ、改行が選択肢にありますが、
任意の文字列も指定可能です。

固定フォーマットオプション

列の文字数が固定の形式の場合に使用します。

先述のフォーマットオプションを使用する場合は設定することができません。

+マークで列を追加しながら、左から列の文字数を指定していきます。

手入力も可能なのでカンマ区切りで手入力しても構いません。

プロパティ

共通

項目名説明
表示名デザイナーパネル上の表示名を設定します。
エラー発生時に実行を継続アクティビティでエラーが発生した場合の挙動を設定します。
Trueにすると処理を継続します。(例外が発生しない)
Falseにすると処理を停止します。(例外発生)
空白の場合Falseの挙動になります。
発生した例外を受け取ってエラー処理を行う場合は
トライ キャッチの中にアクティビティを設置します。

入力

項目名説明
位置「OCRでテキストを取得」を使用した場合に、
結果の出力プロパティに指定した変数を設定します。
IEnumerable<KeyValuePair<Rectangle,String>>型です。
入力データテーブルの元となる文字列(String型)を指定します。

テーブルオプション

以下の項目は「データテーブルウィザードを生成」でも設定可能です。

項目名説明
列ヘッダーを使用チェックすると1列めをデータとして読み込まず、
列名として扱います。
型を自動検出チェックするとデータの内容から
列のデータ型(String、Int32)を判定します。
チェックしないとStringとして扱います。
行ヘッダーを使用チェックすると1列めを読み込みません。

フォーマットオプション

CSVやTSVのような特定の文字で行列が区切られている形式の

文字列を処理するための指定を行います。

後述の固定フォーマットオプションを使用する場合は設定することができません。

以下の項目は「データテーブルウィザードを生成」でも設定可能です。

項目名説明
CSV解析チェックすると区切り形式の文字列の処理を行います。
列区切り項目を区切る文字を指定します。
無指定では,(カンマ)ですが、任意の文字列を指定可能です。
改行区切り行を区切る文字を指定します。
無指定では改行ですが、任意の文字列も指定可能です。

出力

入力の加工結果を格納するDataTable型の変数を指定します。

固定フォーマットオプション

列の文字数が固定の形式の場合に使用します。

先述のフォーマットオプションを使用する場合は設定することができません。

IEnumerable<Int32>型のコレクションで指定し、

列の並び順に文字数をコレクションに格納します。

この項目は 「データテーブルウィザードを生成」でも設定可能で

そちらのほうが簡便なためおススメです。

その他

UiPathのログに引数や変数の値が表示されるかを指定します。

機密性の高い情報を取り扱う場合にのみチェックする必要があります。

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