Excel Office スクリプト セル(行・列)のクリア
Office スクリプトにおけるセル(行・列)のクリア方法を紹介します。
目次
使い方
スクリプトの記録を使うとアクティブシートを対象にしますが、
起動する場所によって挙動が変わってしまうため、
シート名を指定しての操作を推奨します。(赤字は可変部分)
セル範囲.clear(クリア対象);
クリア対象指定
次の何れかを指定します。最後の青時部分が異なる場所で、途中まで同じです。
クリア対象 | 指定 |
---|---|
内容 | ExcelScript.ClearApplyTo.contents |
書式 | ExcelScript.ClearApplyTo.formats |
ハイパーリンク(内容と書式は残ります) | ExcelScript.ClearApplyTo.hyperlinks |
セルのハイパーリンクと書式 (内容、条件付き書式、およびデータ検証は残ります) | ExcelScript.ClearApplyTo.removeHyperlinks |
セルクリア
セルアドレスで指定
TestシートのA1セルをクリアするには次のようにします。
getRangeメソッドでセルアドレスを指定します。
// A1セルをクリア
workbook.getWorksheet("Test").getRange("A1").clear(ExcelScript.ClearApplyTo.contents);
インデックス(0から始まる連番)で指定
TestシートのA1セルをクリアするには次のようにします。
getCellメソッドでインデックス指定します。1列目(A列)、1行目ともに0です。
A1セルはgetCell(0,0)になります。
// A1セルをクリア
workbook.getWorksheet("Test").getCell(0,0).clear(ExcelScript.ClearApplyTo.contents);
行指定
Testシートの1行目をクリアするには次のようにします。
workbook.getWorksheet("Test").getRange("1:1").clear(ExcelScript.ClearApplyTo.contents);
列指定
Testシートの1列目(A列)をクリアするには次のようにします。
workbook.getWorksheet("Test").getRange("A:A").clear(ExcelScript.ClearApplyTo.contents);
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