Power Automate Desktop 「ラベル」と「移動先」
フロー中に任意の位置に移動するアクションですが、
プログラミング言語で非常に有害とされているgo toで
使用するとすぐに複雑になり、不具合が多くなるため
近年のプログラミング言語には存在しません。
Power Automate Desktopでも同様のデメリットがあるため
可能な限り「条件」「ループ」「例外処理」「サブフロー」を利用しましょう。
利用方法
「ラベル」を移動先に設置してラベル名を設定します。
「ラベル」は「アクション」の「フローコントロール」よりドラッグします。
次の例では「LabelA」というラベル名を付けています。
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2021/12/image-246.png)
次に 「アクション」の「フローコントロール」より
「移動先」をドラッグして移動先のラベル名を設定します。
次の例では2ステップ目から4ステップ目(LabelA)に移動します。
(3ステップ目は無視される)
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2021/12/image-247.png)
このように簡単にアクションの流れを変えることが可能ですが、
入り組んでしまうとフローが非常にわかりにくくなってしまいます。
次のフローは極端な例ですが、入り組んだ例で、
簡単にこのような状態になってしまいます。
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2021/12/image-248.png)
前に戻ることも可能です。
次の例では3ステップ目から1ステップ目への移動を無限に続けてしまいます。
このような無限ループを気付きにくい形で簡単に作れてしまいます。
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2021/12/image-249.png)
このように問題が多い機能で、プログラミング言語ではこれを利用せずに
「条件」「ループ」「例外処理」「サブフロー」にあたる機能を利用します。
Power Automate Desktopでも同様に極力、利用しないようにしましょう。