Excel カスタム関数の引数が設定されているか省略されているかを判定(ISOMITTED関数)

2023年1月22日

English version.

ISOMITTED関数は2022年2月にMicrosoft365(Office365)のExcelに追加された新機能です。

LAMBDA関数のヘルパー関数で、引数が指定されているか、省略されているかを判定します。

これにより省略可能な引数を作ることが可能になります。

仕様

=ISOMITTED(引数)
引数省略時の値説明
引数省略不可引数が指定されている場合は結果がFalse、
指定されていない場合はTrueになります。

LAMBDA関数の引数を省略した場合、
数式の中では0として扱われますが、
ISOMITTED関数はTrueと判定します。
引数として0を指定しているとFalseになります。
引数の詳細

使い方

LAMBDA関数の中で使用します。

次の数式では、引数2の手数料を省略し、代わりにA2セルの値を利用します。

=LAMBDA(原価,手数料,IF(ISOMITTED(手数料),原価+A2,原価+手数料))(B5,)

引数があれば、その値を使用します。

=LAMBDA(原価,手数料,IF(ISOMITTED(手数料),原価+A2,原価+手数料))(B5,400)

何も指定していない引数は計算上、0として扱われます。

これは引数で0と同じ計算結果になります。

しかしISOMITTED関数は、それを区別して判定します。

関連記事

関数の仕様と使い方の記事一覧