Power Automate Desktop 指定フォルダーが存在していない場合の対処方法
フォルダーを何らかの処理の対象とするアクションを利用する場合、
対象のフォルダーが存在しない場合、都合が悪く対処が必要な場合があります。
対処方法
存在をチェックする
「フォルダーが存在する場合」アクションで事前を設置して存在チェックします。
利用者への通知をしたい場合は「フォルダーが次の場合」を「存在しない」を選択し
チェックするフォルダーパスを指定します。
その下に利用者への通知アクションを設置しません。
そして逆の「フォルダーが次の場合」を「存在する」を選択し
フォルダーを利用するアクションを設置します。
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フォルダーが存在しない場合は「フォルダーの選択ダイアログを表示」で
別のフォルダーを指定してもらうのも有効です。
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存在しなければ「フォルダーの作成」アクションを利用して、
空のフォルダーを作成するのも有効です。
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2022/03/image-74.png)
フォルダーが作成されるまで待つ
時間差でフォルダーが作成される可能性がある場合は、
「ループ条件」を無限ループになるように設置し
その中に「フォルダーが存在する場合」を設置し、更に「ループを抜ける」を設置します。
フォルダーが存在しない時は「Wait」で任意の秒数、待機します。
これによりフォルダーが作成されるまで待つ状態になります。
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エラー(例外)処理を利用
エラー(例外)処理を利用してもある程度可能です。
ブロックエラー発生時を設置して「フロー実行を続行する」、
例外処理モードを「ブロックの末尾に移動する」に設定します。
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エラー(例外)処理では手間とアクションは少なめですが、
存在をチェックするフローの方が分かりやすく作りやすいです。
エラー(例外)処理はエラーの種類を絞らなければ
それ以外のエラーも拾えるため(フォルダーがロックされていて開けないなど)
そういった特殊ケースへの対処向けです。
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