Power Automate 「convertToUtc」関数
convertTimeZoneはPower Automateの式に使用する関数で、
協定世界時 (UTC)以外のタイムゾーンの日時を、協定世界時 (UTC)の日時に変換します。
関数 | 変換元 | 変換後 |
---|---|---|
convertToUtc | 任意 | 協定世界時 (UTC) |
convertTimeZone | 任意 | 任意 |
convertFromUtc | 協定世界時 (UTC) | 任意 |
以下の事情から同類の他の関数に比べて、利用頻度が低い関数です。
仕様
convertToUtc('<timestamp>', '<destinationTimeZone>', '<format>')
引数 | 省略時の値 | 説明 |
---|---|---|
timestamp | 省略不可 | 計算元の日付を指定します。 フォーマット yyyy-MM-ddTHH:mm:ss.fffffffK で指定します。 それ以外の形式ではエラーになります。 |
sourceTimeZone | 省略不可 | 変換前のタイムゾーンを指定します。 日本の日付から変換する場合は、 'Tokyo Standard Time' |
format | yyyy-MM-ddTHH:mm:ss.fffffffK | 結果の形式を指定します。 |
利用方法
多くの場合、種類が「文字列」の変数の初期化か設定の際の「値」の中で利用されます。
「式」タブ、convertToUtcをクリックすると関数名と()が数式欄にセットされます。
引数として1つめに日時、2つめに変換前のタイムゾーンを指定します。
日本の日時から変換する場合、タイムゾーンは'Tokyo Standard Time'です。
動的なコンテンツや変数を利用する場合は特殊な指定を行います。
ボタンをクリックして次のような表示になれば設定完了です。
この紫のアイコンをクリックすると関数を変更可能です。
例として次の式を実行します。
convertToUtc('2022-05-01T14:00:00.0000000', 'Tokyo Standard Time')
引数3は任意項目です。この項目には変換後の形式を指定します。
省略した場合、timestampと同じ形式になります。
これは「現在の時刻」アクションやutcNow関数(format未指定)の結果と同じ形式です。
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