Microsoft Copilot for Microsoft 365。概要と始め方

2024年1月28日

English version.

Microsoft Copilot for Microsoft 365はChatCPTのような文章生成AIです。

Office(Microsoft 365)と連動した仕事をします。

出来ること

2024年1月時点では次の使い方が有用です。

ChatGPTでも可能なこと

調査

指定した事項について回答します。

ドキュメントの目次や下書きを作成する

指定した目次や下書きの補助が可能です。

ChatGPTでは不可能なこと

Officeで受信したメールを要約する

メールの件名を指定して要約が可能です。本文をコピーすればChatGPTでも可能ではあります。

最近のメールといった期間指定での要約も可能です。

OneDriveやSharePointに保存されているファイルを要約する

ファイル名を指定して要約が可能です。ExcelやWordのようなOffice特有のファイルについても可能です。

ユーザの動向を調べる

ユーザ名を指定して、メール、チャット、ファイルの動向を表示します。

Excelのデータ分析と式提案(今後に期待)

現時点ではテーブル化した範囲のデータ分析や式列の提案をしてくれます。

しかし現時点では日本語に対応しておらず、使用した範囲では分析や式の精度では実用性に欠けていたので、今後のアップデートに期待という感じです。

追加されるとリボンの右側に追加されます。

始め方と条件

まずMicrosoft 365のアカウントを持っている必要があります。

その上で「Microsoft Copilot for Microsoft 365」のアカウントを追加する形になります。

2024年1月時点ではアカウントあたり45,000円です。

利用を始めるにはMicrosoft 365の組織管理者の操作が必要です。

「管理センター」の「マーケットプレース」から購入します。

そして購入後にユーザにライセンスを割り当てます。

使用方法

Microsoft 365の左メニューのCopilotを選択します。

中段にプロンプトのサンプル、下段に入力欄が表示されます。

ChatPGTに慣れている人は自分でプロンプトを入力しても構いませんが、慣れないうちは中段のサンプルを利用します。

このサンプルはリロードすると別のものに変わります。

プロンプトを送信すると、入力したプロンプトと回答が表示されます。

最初の状態に戻りたい場合は右上の「新しいチャット」をクリックします。

下にプロンプトの入力欄があるため、追加の質問があれば入力しましょう。

入力欄の上に次のプロンプトの候補も表示されます。