Excel 指定値の倍数で切り上げ/切り捨て(CEILING関数とFLOOR関数)

2020年5月12日

CEILING関数とFLOOR関数を使うと指定した基準値で

数値/日時を切り上げ/切り捨てが可能です。

これにより度数分布を出したり勤務時間表で

15分単位に切り上げることなどが可能です。

仕様

Excel2013以降

切り上げ(CEILING.MATH関数)

=CEILING.MATH(数値,基準値,モード)
引数省略時の値説明
数値省略不可切り上げの対象となる数値を指定。
基準値最も近い整数切り上げの基準となる数値を指定。
モード0引数1:数値が負の数値の場合に、
0に近い値にするか、離れた値にするかを指定
・0を指定した場合、0に近い値
・0以外を指定する場合、0から離れた値
※FLOOR.MATHと逆
各引数の詳細

切り捨て(FLOOR.MATH関数)

=FLOOR.MATH(数値,基準値,モード)
引数省略時の値説明
数値省略不可切り捨ての対象となる数値を指定。
基準値最も近い整数切り捨ての基準となる数値を指定。
モード0引数1:数値が負の数値の場合に、
0に近い値にするか、離れた値にするかを指定
・0を指定した場合、0から離れた値
・0以外を指定する場合、0に近い値
※CEILING.MATHと逆
各引数の詳細

Excel2010以前

互換性のために最新バージョンでも使用可能ですが非推奨の関数です。

切り上げ(CEILING関数)

=CEILING(数値,基準値)
引数省略時の値説明
数値省略不可切り上げの対象となる数値を指定。
基準値省略不可切り上げの基準となる数値を指定。
各引数の詳細

切り捨て(FLOOR関数)

=FLOOR(数値,基準値)
引数省略時の値説明
数値省略不可切り捨ての対象となる数値を指定。
基準値省略不可切り捨ての基準となる数値を指定。
各引数の詳細

使用例

引数に与える値と結果のパターンを例示します。

引数と結果のパターン
引数と結果のパターン

スピルを利用する方法とメリット

Office365やExcel2019以降ではスピルという形式で記述可能です。

これは複数セルに数式をコピーする場合に便利な機能です。

スピルの利用には引数を複数セルの範囲で指定します。

この例では全ての引数を範囲で指定しますが、数値以外は一つでも構いません。

スピルでCEILING.MATH関数を記述する例(F3セル)
スピルでCEILING.MATH関数を記述する例(F3セル)

数式を入力するのは最初の一つのセルですが、

引数で指定した高さ分、数式がセルのコピーなしで自動拡大されます。

F3に指定したCEILING.MATH関数がF5まで自動拡大
F3に指定したCEILING.MATH関数がF5まで自動拡大

スピルを利用することで今回の例では、

F3セルに入力するだけでよいため(F3以降にコピーペーストが不要)

以下のメリットがあります。

  • 入力の手間が少ない(数式のセルが多いほど効果が大きい)
  • 数式を編集した時、コピー忘れのリスクがない(最初のセルを更新すると全セルに反映)
  • 絶対参照が不要
  • 途中に行を追加した場合、数式のコピー&ペーストが不要。行削除でも壊れにくい。

関連記事

数値の切り捨て・切り上げ・四捨五入の方法

関数の仕様と使い方の記事一覧