Excel 様々な言語圏の数字表記(小数点やカンマ)の文字列を数値に変換(NUMBERVALUE関数)

2020年5月19日

NUMBERVALUE関数は異なる形式で

表現された数値の文字列を数値に変換するための関数です。

例えば日本やアメリカ、中国では三桁区切りを,(カンマ)、

整数と少数の境を.(ピリオド)で表現しますが

全ての国(言語圏)で、そう表現されるわけではありません。

区切りがピリオドで境がカンマの言語圏もあれば他の文字の場合もあります。

そういった文字列をロケールに依存せず数値に変換するための関数です。

特にロケールを気にする必要がない場合はVALUE関数を使用する方がよいでしょう。

仕様

=NUMBERVALUE(文字列,小数点記号,桁区切り記号)
引数省略時の値説明
文字列省略不可数値に変換する文字列を指定。
小数点記号Excelの言語設定(ロケール)に依存整数と少数を区切る記号を文字列で指定。
桁区切り記号Excelの言語設定(ロケール)に依存3桁づつ区切る記号を文字列で指定。
引数の詳細

使用例

日本の言語設定で使用した例です。

結果は全て数値のデータ型になります。

NUMBERVALUE関数を日本の言語設定で使用した例。「ドイツ、イタリア、オランダなど」「スイス」「北欧、ロシアなど」

数値表記の例

使用した例は下記の通りで一部です。

他の文字を使用したり桁区切りが3桁づつでない場合もあります。

(使い方は引数を変えるだけですが)

言語圏桁区切り小数点
日本、アメリカ、中国など,(カンマ).(ピリオド)
ドイツ、イタリア、オランダなど.(ピリオド),(カンマ)
スイス'(アポストロフィ).(ピリオド)
北欧、ロシアなど半角スペース,(カンマ)

スピルを利用する方法とメリット

Office365やExcel2019以降ではスピルという形式で記述可能です。

これは複数セルに数式をコピーする場合に便利な機能です。

スピルの利用には引数を複数セルの範囲で指定します。

スピルでNUMBERVALUE関数を記述する例(F3セル)
スピルでNUMBERVALUE関数を記述する例(F3セル)

数式を入力するのは最初の一つのセルですが、

引数で指定した高さ分、数式がセルのコピーなしで自動拡大されます。

F3に指定したNUMBERVALUE関数がF6まで自動拡大
F3に指定したNUMBERVALUE関数がF6まで自動拡大

スピルを利用することで今回の例では、

F3セルに入力するだけでよいため(F4以降にコピーペーストが不要)

以下のメリットがあります。

  • 入力の手間が少ない(数式のセルが多いほど効果が大きい)
  • 数式を編集した時、コピー忘れのリスクがない(最初のセルを更新すると全セルに反映)
  • 絶対参照が不要
  • 途中に行を追加した場合、数式のコピー&ペーストが不要。行削除でも壊れにくい。

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