Excel 正の数に+を表示する方法と負の数に-を非表示にする方法

2021年11月6日

初期状態では正の数の+が非表示で負の数のマイナスを表示します。

この記事ではその表示の有無を切り替える方法を紹介します。

手順

+の表示

セルの書式設定(表示形式)で対応します。

まず+を表示したいセルを選択し「ホーム」より「表示形式」を選択するか

「ホーム」より「表示形式」を選択

セルを右クリックし「セルの書式設定」を選択します。

ユーザ定義書式の中にデフォルトで存在する「#,##0;-#,##0」の

先頭に+を付けて「+#,##0;-#,##0」とします。

記事からペーストしても構いません。

正の数で+が表示されるようになりました。

「+#,##0;[赤]-#,##0」とすれば負の数の際は赤字となります。

-の非表示

これは二つの方法があります。

+の表示と同様、書式(表示形式)で行うかABS関数で行うかです。

それぞれの適用場面はこの通りです。

方法特徴
書式(表示形式)-を非表示にしたセルを
他の数式に組み込む場合、
負の数のままにしたい。
またはそのセルの値が
負の数であることが適切な場合。
ABS関数-を非表示にしたセルを
他の数式に組み込む場合、
正の数としたい。
またはそのセルの値が
正の数であることが適切な場合。

書式設定(表示形式)であれば負の数のまま取扱い、

ABS関数であれば正の数として取り扱います

書式(表示形式)で対応

ユーザ定義書式の中にデフォルトで存在する

「#,##0;-#,##0」の-を削除し「#,##0;#,##0」とします。

ここからペーストしても構いません。

これにより数値としては負の数ですが表示は-がない状態になります。

ただしこの状態はパッと見、正の数に見えて

紛らわしいため損失額といった言葉自体に

負の意味があるラベルを付けるほうが良いでしょう。

マイナスを非表示にした負の数

「#,##0;[赤]#,##0」とすれば負の数が-なしで赤くなります。

マイナスを非表示で赤字の負数

-を削除するのでなく、他の記号に変更してもよいでしょう。

そのデフォルト設定も数値の中に幾つか存在します。

記号表示する表示形式設定

ABS関数で対応

絶対値を取得するABS関数に負数を指定します。

すると負の数は正の数に変換され(正の数は正の数のまま)-が非表示となります。

その後の数式で正の数として扱いたい場合や

表示形式で対応すると紛らわしい場面ではABS関数を使用しましょう。

ABSで-を削除した例

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