Excel 絶対値と符合を取得(ABS関数とSIGN関数)

2020年5月12日

ABS関数を使うと数値の絶対値(正負の符号を無くした数値)を取得できます。

SIGN関数を使うと数値が正か負かを取得できます。

どちらも単独よりも、他の関数と組み合わせる用途が主です。

この記事では、その使い方と仕様を紹介します。

仕様

絶対値(ABS関数)

=ABS(数値)
引数省略時の値説明
数値省略不可絶対値を取得する数値を指定。
各引数の詳細

正負(SIGN関数)

=SIGN(数値)
引数省略時の値説明
数値省略不可正負を取得する数値を指定。
各引数の詳細

SIGN関数の結果は下記のようになります。

結果
1以上1
00
-1以下-1
SIGN関数の結果の例

実行例

引数に与える値のパターンと結果を例示します。

ABS関数とSIGN関数の使用例
ABS関数とSIGN関数の使用例

スピルを利用する方法とメリット

Office365やExcel2019以降ではスピルという形式で記述可能です。

これは複数セルに数式をコピーする場合に便利な機能です。

スピルの利用には引数の一つ以上を複数セルの範囲で指定します。

(例示はABS関数ですがSIGN関数でも同じ手順です)

スピルでABS関数を記述する例(C3セル)
スピルでABS関数を記述する例(C3セル)

数式を入力するのは最初の一つのセルですが、

引数で指定した高さ分、数式がセルのコピーなしで自動拡大されます。

C3に指定したABS関数がC6まで自動拡大
C3に指定したABS関数がC6まで自動拡大

スピルを利用することで今回の例では、

C3セルに入力するだけでよいため(C3以降にコピーペーストが不要)

以下のメリットがあります。

  • 入力の手間が少ない(数式のセルが多いほど効果が大きい)
  • 数式を編集した時、コピー忘れのリスクがない(最初のセルを更新すると全セルに反映)
  • 絶対参照が不要
  • 途中に行を追加した場合、数式のコピー&ペーストが不要。行削除でも壊れにくい。

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