Excel 「=+」で始まる数式の意味と使い方の解説
他の人が作成したExcelブックを見ると
希に数式に先頭が「=+」から始まる場合があります。
この記事ではこの数式の意味と適切な使い方を解説します。
「=+」の解説
意味
結論として「+」に意味はありません。
先述の例では「=+B3+B4」と「=B3+B4」では何も変わりません。
なぜこの「+」がいるかというと数式の入力が特殊であり
「=」ではなく「+」で数式の入力を開始しています。
実は「+」や「-」で数式を始める事が出来、これを利用した結果が「=+」なのです。
実はロータス1-2-3より踏襲されている由緒正しい(?)操作方法です。
効能
単純に入力効率が上がります。
「=」の場合、「Shift」+「;」キーの同時押しと
両手を使う上に「;」は探さないと押しにくいポジションにあります。
「+」の場合、テンキーがあれば右端にあり
「Shift」も不要なため非常に押しやすいです。
そのため熟練者を中心に「+」から入力する人が一定数存在します。
適切な利用場面
便利なのですが、他人が見ると????になってしまうことが多いため
複数人が見るブックには適していません。
一人で使うブックなど、他の人に数式を見せる必要がないブックで使うのが有効です。
(質問されて答える前提であれば構いませんが)
このあたり「=+」の形で残るのは、もう意味がなくなっているので
Excelの機能で「=」に自動変換されるような機能更新がされても良いかと思います
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